旭化成 ナイロン66繊維を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年11月30日

 旭化成は29日、ナイロン66繊維「レオナ」の全品種について、12月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格の15~20%」。

 ナイロン66繊維の製造において、天然ガス・石炭価格の高騰に伴いエネルギーコストが大幅に上昇している。さらにコンテナ輸送費用を中心とする物流費や副原料、人件費も上昇基調にある。

 こうした中、同社は、可能な限りのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力だけで吸収できる範囲を大きく超えていることから、今後も生産・販売・開発体制を維持し、安定した品質の製品を継続供給するため、今回、値上げを決定した。

旭化成 ナイロン66繊維を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年2月24日

 旭化成は22日、ナイロン66繊維「レオナ」の全品種について、3月1日出荷分から順次値上げすると発表した。改定幅は「現行価格から10~15%」。

 ナイロン66繊維は、昨年2月の北米寒波以降、供給不足の状況が継続。一方、足元では、アンモニアを中心に原料価格が上昇し、さらに天然ガス・石炭価格の高騰により用役コストが大幅に上昇している。加えて、コンテナ輸送費用を中心とする物流費や副原料、人件費も上昇基調にある。

 こうした中、同社は、可能な限りのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力だけでは吸収できる範囲を大きく超えていることから、今後も生産・販売・開発体制を継続し安定した品質の製品を継続供給するため、今回の価格改定の実施を決定した。