ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤を値上げ、10月から

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2023年9月19日

 ジェイ・プラスは15日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)について、10月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「34円/kg以上」。

 原油・ナフサ価格が騰勢を強めており、第4四半期(10―12月期)の国産ナフサ価格は7万6000円/klを超える水準が見込まれている。また、主原料であるフタル酸は、粗原料である混合キシレンの市況高騰や、フタル酸製造に関わるユーティリティ、設備修繕費といった加工費上昇に伴い価格が大幅に上昇していることに加え、物流費の上昇も、収益を圧迫している。

 こうした状況下、同社は、今後も原料を確保し現状の供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

新日本理化 フタル酸系可塑剤を値上げ、原料など急騰

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2023年3月20日

 新日本理化は17日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)を4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「24円/kg以上」。

 昨今の電力やガス代などのエネルギーコストの急騰を受け、フタル酸系可塑剤の原料であるオキソアルコールや副資材の価格が大幅に上昇している。また、対象製品の生産エネルギーコストの急騰に加えて、運送費も上昇していることから製品価格に与える影響は大きい。

 同社は、こうしたコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だとし、安定供給継続のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。

 

 

ジェイ・プラス フタル酸系可塑剤とDOTP値上げ

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2023年3月16日

 ジェイ・プラスは14日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)とDOTPについて、4月1日以降納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「18円/kg以上」。

 ロシアのウクライナ侵攻以降、燃料価格が上昇し、高止まりの状況が続く。これに伴い、可塑剤および主原料のオキソアルコールのユーティリティコストが上昇。加えて、可塑剤の運送費は海上、陸上ともに上昇している。こうした中、同社は、今後も原料を確保し現状の安定供給を維持していくためには、価格改定せざるを得ないと判断した。