日本触媒 池田全德相談役がベルギーから勲章を授与

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2018年10月3日

 日本触媒はこのほど、池田全德相談役がベルギーから王冠勲章コマンドール章を受章したと発表した。授章式は9月27日に、駐日ベルギー大使館で行われ、ギュンテル・スレーワーゲン大使から同章が授与された。

 王冠勲章コマンドール章は、ベルギー王冠勲章の中で、外国の民間人を叙勲する勲章としては最高位。

 同社は1999年に、紙おむつなどの材料である高吸水性樹脂生産の欧州拠点として日本触媒ヨーロッパ(NSE)を同国に設立した。世界的な需要の拡大に応えるため、今年、NSEに高吸水性樹脂製造設備の増設(10万t/年)と、主原料アクリル酸製造設備の新設(同)を行った。今回の増設により、高吸水性樹脂製造設備は既存能力の6万t/年と合わせて、計16万t/年となった。

 また、2012年には同国のユミコア社との合弁会社を設立し、自動車触媒事業のグローバルな展開を進めてきた。今回の受章は、NSEへの投資拡大やユミコア社との合弁事業推進による、ベルギーと日本の経済関係発展への貢献などが評価されたことによるもの。