旭化成 ポリアセタール樹脂を値上げ、原燃料価格が高騰

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2021年11月15日

 旭化成は11日、ポリアセタール樹脂「テナック」および「テナック-C」の全品種について、12月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「40円/kg」、海外が「350USドル/t」「300ユーロ/t」となっている。

 主原料および原燃料価格の高騰により、事業継続に必要なコストが急激に上昇している。同社は、可能な限りのコスト削減努力を継続しているものの、自助努力にて吸収できる範囲を超えていることから、価格改定を決定した。

旭化成 POMが中国でグリーン材料認定、低VOC評価

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2019年5月23日

 旭化成は22日、ポリアセタール樹脂(POM)「テナックTM‐C Z4520」が、中国の政府機関である中国汽車技術研究センターから低VOC性能を評価され、グリーン材料に認定されたと発表した。認定式は、3月27日に天津市で開催された「2019年(第8回)中国自動車用材料(西青)国際フォーラム」の中で行われた。

同社は「Z4520」グレードを2004年から水島製造所(岡山県倉敷市)、2014年から中国の「旭化成ポリアセタール(張家港)」(江蘇省張家港)で生産。同グレードは業界で最高レベルの低VOC性能を有しており、日本・中国のみならず多くの国で自動車内装部品やOA部品用途を中心に採用されている。

 同社は環境に配慮した製品の供給を通じて「健康で快適な生活」の実現に寄与していく。

 機能樹脂事業では、今後、さらなる高機能化を追求するとともに、樹脂化部品の提案にまで踏み込んで、顧客ニーズに応えていく考えだ。