【ポリカーボネート特集5】出光興産

,

2021年10月1日

コスト競争力と独自技術で、2桁成長を目指す

 出光興産は、1964年に独自の連続生産技術により徳山工場でポリカーボネート(PC)生産を開始。1975年には三菱化成に技術供与し、1985年に千葉工場で生産を始めた。

 その後、事業環境の悪化から日本での生産を停止し、2015年に台湾のフォルモサケミカルズ&ファイバー(FCFC)でのライセンス生産に集約。巨大コンプレックスでの生産により、原料ビスフェノールA(BPA)や用役など、製造コストの面で競争力を高めた。

 FCFCは年産20万tの生産能力をもち、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について