三井化学 「新造形主義」テーマに素材の魅力展示会開催

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2021年7月2日

 三井化学は組織横断的なオープン・ラボラトリー活動「そざいの魅力ラボ(MOLp:モル)」の一環として、7月13~17日の5日間、ライトボックススタジオ青山(東京都港区)を会場に、「NeoPLASTICism(新造形主義)」をテーマに素材の魅力を体感できる「MOLpCafe(モルカフェ)2021」を開催する。

15年後のフレコンバッグのアップサイクルバッグ
15年後のフレコンバッグのアップサイクルバッグ

 今回は、軟包装材のアップリサイクルプロジェクト「RePLAYER」、海水抽出のミネラル成分から生まれたイノベーティブプラスチック「NAGORI update」、ポリオレフィン合成パルプ「SWP」といった機能性素材を使った製品をはじめ、太陽光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」、新素材不織布による新たな中綿を提案する「Vegan Down Jacket」などを展示。サステナブルな未来に向けて素材の魅力を生かしたアイデアやヒントを身近なプロダクトへと昇華させ、展示・発表するとともに、実際に手にとって体感できるように一部商品の販売も行う。同活動の有志メンバーによる試行錯誤の末に導き出した1つの形を提示することで、来場者と共に自由に議論が行えるカフェのような展示会を企画している。

太陽の光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」
太陽の光で色が変わるボタン「SHIRANUI Button」

 「MOLp」は、三井化学グループが100年以上にわたり、継承し、培ってきた素材や技術の「機能的な価値」や「感性的な魅力」を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく同社グループのオープン ・ラボラトリー活動。

 2015年の活動スタート以来、MTDO(エムテド)の田子學(たご・まなぶ)氏をクリエイティブパートナーに迎え、設立コンセプト「感性からカガクを考える~Fusion of Intuition and Science~」 に沿い、社会・ヒトと素材の新しい関係性を追求してきた。同活動を通じて素材や技術の価値や魅力を探索し、コミュニケーションによりこれからの未来社会にシェアしていくことで、素材の未来を切りひらいていく。