イソクラスト普及会 畑作用殺虫剤など2新製品を販売へ

, , , , ,

2018年10月24日

 イソクラスト普及会はこのほど、畑作用殺虫剤「ビレスコ」顆粒水和剤と水稲用殺虫剤「エクシード」粉剤DL、2つの新製品の販売を開始すると発表した。販売元は同普及会を構成する、ダウ・アグロサイエンス日本、日産化学、北興化学工業の3社で、発売開始は来年早春を予定している。

 両新製品は、有効成分の「イソクラスト」(一般名:スルホキサフロル)を活用した新規系統のスルホキシイミン系殺虫剤。ばれいしょ・てんさい・水稲で問題となる害虫に対して、安定した防除効果が期待されている。

 ビレスコ顆粒水和剤は北海道専用剤で、ばれいしょとてんさいに発生するアブラムシ類に対して、安定した防除効果を発揮。同剤は、速効性・残効性をもち、また有効成分が植物体内に広がるため、葉裏や茎葉に寄生するアブラムシ類にも効果を発揮する。

 一方、エクシード粉剤DLは、水稲のウンカ類・ツマグロヨコバイ・カメムシ類に対して、高い防除効果がある。同剤は、本田での散布用ローテーション防除の1剤として期待されている。

 なお、2つの新製品の有効成分イソクラストは、IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)の作用機構分類で、グループ4の新サブグループであるグループCに分類される、唯一のスルホキシイミン系の新規系統の殺虫剤。既存の殺虫剤に対して、感受性が低下した害虫にも安定した効果を発揮する。

イソクラスト普及会 園芸・水稲殺虫剤の登録内容が拡大

, , ,

2018年10月9日

 イソクラスト普及会はこのほど、園芸用殺虫剤「トランスフォーム・フロアブル」と水稲用殺虫剤「エクシード・フロアブル」の登録内容が、9月26日付で拡大したと発表した。

 トランスフォーム・フロアブルに新たに作物登録が追加となるのは、白菜・非結球レタス・ピーマン・ナス・ブドウ・黄桃・スモモ・キク。エクシード・フロアブルは新たに無人航空機による水稲への散布が可能になる。

 両製品は有効成分である「イソクラスト」(一般名:スルホキサフロル)を活用した、新規系統のスルホキシイミン系殺虫剤。野菜・果樹や水稲で問題になる害虫に対し、安定した防除効果が期待されており、ダウ・アグロサイエンス日本が2月から販売している。

 トランスフォーム・フロアブルは各作物群のアブラムシ類・コナジラミ類・カイガラムシ類の防除に使用できる。

 エクシード・フロアブルは水稲のカメムシ類・ウンカ類に対し安定した効果を示す。また、水稲の本田の防除の多くが無人航空機で行われている中で、無人航空機による散布が認可されたことは、今後の飛躍的普及が期待できる。

 なお、イソクラスト普及会は、ダウ・アグロサイエンス日本と日産化学、北興化学工業で構成されている。