日本ゼオン 微生物を用いたCNTの分解方法、共同で開発

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2023年12月27日

 日本ゼオンは26日、名古屋大学および名大発のベンチャー企業であるフレンドマイクローブとの共同研究で、カーボンナノチューブ(CNT)を微生物により効率的に分解する世界で初となる新手法を開発したと発表した。

 これまで、炭素から

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横浜ゴム ゴムとスチールコードの接着老化機構を解明

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2023年12月7日

 横浜ゴムはこのほど、名古屋大学、理化学研究所、北陸先端科学技術大学院大学、高輝度光科学研究センターとの共同研究によりタイヤ内のゴムとスチールコードの接着老化反応のメカニズムを解明した。

湿熱劣化によるタイヤ中の銅化合物の変化

 ラジアルタイヤは、スチールコードと

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三菱化工機と名古屋大学 世界初の電界フィルターを発表

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2023年12月5日

 三菱化工機と名古屋大学はこのほど、世界初の技術である電界ろ過法による電界フィルター「エレフィル」を共同発表した。従来困難とされていた精密分離や分離時間の短縮、メンテナンス性の向上など、様々な可能性が期待される。

電界フィルター「El-fil」

 膜分離などの従来のろ過法では、

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生命創成探究センターなど 新規のタンパク質構造を実証

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2023年7月24日

 自然科学研究機構生命創成探究センターはこのほど、理化学研究所、名古屋大学、大阪大学と共同で、折り畳み可能なタンパク質のアルファベータ(αβ)型トポロジーが約1万個以上存在していることを世界で初めて理論と実験の両方で明らかにした。現在自然界で発見されている約400個のトポロジー(αヘリックスやβストランドの配置と連結の仕方)を遥かに超える数だ。

タンパク質トポロジー トポロジーとは

 生命現象を司るタンパク質分子は、

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名古屋大学 アモルファスシリカのナノ薄膜の合成に成功

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2023年3月22日

 名古屋大学はこのほど、厚さ0.9㎚のアモルファスシリカナノシートの合成に成功した。

アモルファスシリカのナノシート

 アモルファスシリカは絶縁膜やフィラー、

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東京都立大学など 無機ナノファイバーへの金属挿入技術

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2023年3月20日

 東京都立大学、産業技術総合研究所、東北大学、名古屋大学、筑波大学、大阪大学の研究チームはこのほど、直径数~数十㎚程度の遷移金属モノカルコゲナイド(TMC)ナノファイバーの内部に金属原子を効率的に挿入する技術を開発した。多彩な組成が可能になり、新材料・新機能や超伝導特性が期待される。

 次世代機能性材料として、

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産総研など 光学異性体化合物を自在に合成できる新手法

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2022年12月12日

 産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、名古屋大学と共同で連続する3つの不斉炭素をもつ化合物の構造を選択的に制御できる新しい有機合成手法を開発した。

産総研など 8種類の光学異性体を選択的に合成

 生物活性を示す化学物質には

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産総研と名古屋大学 成形・放熱・耐食性に優れたMg合金を開発

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2022年11月7日

 産業技術総合研究所(産総研)はこのほど、極微量の銅とカルシウムの添加により室温成形性・放熱性・耐食性に優れた新しいマグネシウム合金を開発し、名古屋大学と共同でその発現メカニズムを明らかにした。

 金属マグネシウム(Mg)の

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NEDOなど 多様な再エネ熱源のヒートポンプシステム

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2022年2月7日

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、鹿島建設とゼネラルヒートポンプ工業が共同で豊田自動織機大府工場(愛知県大府市)に天空熱源ヒートポンプ「SSHP」システムを設置し実証試験を開始したと発表した。

 現在、再生可能エネルギーの利用は太陽光発電や風力発電などの電気利用が主で、賦存量の大きい地中熱や太陽熱などの熱利用は設備導入コストが大きく、普及を妨げている。

 今回、「再生可能エネルギー熱利用にかかるコスト低減技術開発」の一環で、上流(設計)から下流(運用)に関連するコンソーシアム体制を構築し、システムの最適化によるコスト削減とCO2削減を目指す。目標は、2030年度までにトータルコスト20%減・投資回収年数14年以下、2030年までにそれぞれ30%減・8年以下だ。

 「SSHP」は、多様な再エネ熱を熱源水ループで連結する水熱源ヒートポンプ。再エネ熱を最大限活用し、日射量や外気条件によってはコンプレッサーを運転せずに太陽熱・空気熱で直接熱源水を加熱するなど、最も高効率・経済的な運転を自動で行う。実証施設は同工場・厚生棟の食堂で、冷暖房や給湯といった多目的な熱需要に対応する。既存のガスヒートポンプエアコンを撤去し、新たに開発した「SSHP」と地中熱利用給湯用ヒートポンプチラー、汎用の地中熱・水熱源ヒートポンプなどで構成され、実証試験では空調負荷の約30%をまかなう見込みだ。

 両社は、日建設計総合研究所と名古屋大学と共同で運転データの収集解析に取り組む。実証運転を通じて「SSHP」と給湯用ヒートポンプチラーの効率とシステム全体の性能評価を進め、機器容量の最適化によるイニシャルコストの低減や運転制御の高効率化でランニングコストを低減し、実用化に向けた技術の確立を目指す。

三洋化成ら ナノ粒子利用の農薬送達システム研究が採択

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2020年12月10日

 三洋化成工業と岡山県農林水産総合センター、名古屋大学はこのほど、共同で進める研究課題「ナノ粒子を用いた農薬送達システムによる革新的植物免疫プライミング技術の開発」が生物系特定産業技術研究支援センターのイノベーション創出強化研究推進事業(基礎研究ステージ)に採択されたと発表した。

 病害虫抵抗性誘導剤は植物の免疫力を高めて耐病性を向上させる農薬で、生態系への影響や環境負荷が少なく病害虫が耐性をもつこともない。効果の持続性が高く省力的で利便性が高いが、処理濃度や方法、植物の種類により生育不良などの薬害があり、実用は一部の作物に限られる。適切な用量で植物細胞に作用させた場合、病害虫の攻撃時のみ反応する潜在的な免疫機能を付与するプライミング効果が期待できる。今回、病害虫抵抗性誘導剤を生分解性ナノ粒子に内包し、植物細胞内で適切な用量を徐放する農薬送達システムの基礎研究を進める。

 三洋化成が開発した生分解性材料と界面活性剤からなる葉面散布向けナノ粒子は、農薬を内包し、生分解性材料の分解とともに農薬を放出。界面活性剤の組成設計で放出挙動が制御できる。岡山県農林水産総合センター生物科学研究所による予備検討で、病害虫抵抗誘導剤の徐放が確認できた。今後、代表研究機関である名古屋大学は、世界初の植物の病害防除応答を可視化する免疫シグナルバイオセンサー技術を使い、植物免疫シグナルの評価とナノ粒子による植物免疫プライミング効果の特性解析と研究総括を行う。

 生物科学研究所は、植物の抵抗性誘導の知見やマイクロアレイ解析で集積した遺伝子発現プロファイルのビッグデータを使って、植物免疫プライミングの活性評価や植物免疫プライミング技術を構築する。また三洋化成は、界面制御技術や高分子設計・合成技術により、病害虫抵抗性誘導剤内包の生分解性ナノ粒子の最適な構造設計・合成とその薬剤送達システム特性の解析などを行う。同研究を通して効果的な植物免疫プライミング技術を確立し、農業現場や環境への負荷を軽減した安定な作物生産に貢献していく考えだ。