三井化学 大阪工場で高効率ガスタービン発電設備が稼働

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2021年1月28日

 三井化学は27日、大阪工場(大阪府高石市)内に高効率ガスタービン発電システムを設置し、昨年12月から営業運転を開始したと発表した。最大出力は約30MW。経済産業省の「平成30年度省エネルギー投資促進に向けた支援補助金(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)」に採択され、Daigasエナジーと共同で実施するもの。

ガスタービン写真 大阪工場に設置した、高効率ガスタービン発電設備
ガスタービン写真 大阪工場に設置した、高効率ガスタービン発電設備

 同システムの稼働により、三井化学大阪工場の自家発電比率が向上するとともに、ガスタービン発電設備から発生する高温排ガスをエチレンプラントのナフサ分解炉の燃焼用空気として利用することで、分解炉の使用燃料を削減。これにより、同工場から排出されるCO2が年間で約7万t削減できる(2016年度比)。

 三井化学は、2050年GHG(温室効果ガス)排出「実質ネットゼロ」を目指し、今後も積極的に取り組んでいく考えだ。