三井化学など 新規3Dマスクを愛知県みよし市へ寄贈

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2020年8月27日

 三井化学と名古屋大学大学院工学研究科の堀克敏教授、同大学発ベンチャー・フレンドマイクローブの3者で共同開発した新規3Dマスク「θ(シータ)」50個を、このほど愛知県みよし市に寄贈した。 

 販売元であるフレンドマイクローブ社は、以前から同市よりマスクの相談を受けていた。今月7日、みよし市役所にて、同市の小野田賢治市長、フレンドマイクローブの西田克彦社長、名古屋大学の堀教授ら関係者が出席し、寄贈式が行われた。

 今後は、同市の養護教諭が使用し、現場での実際の使用感をフィードバックしてもらうことで、「シータ」のさらなる品質改善を図る。

 同マスクは堀教授が3Dプリンタで開発。生分解性樹脂のポリ乳酸(PLA)を使用した本体と交換フィルター用の不織布からなり、不織布の使用量を従来品の10分の1に抑えた。

 三井化学は、同マスクのウイルス捕集機能を担う、交換フィルター用の不織布を提供している。

寄贈写真 (左から)みよし市教委委員会・今瀬良江教育長、名古屋大学大学院工学研究科・堀克敏教授、小野田賢治みよし市長 、フレンドマイクローブ・西田克彦社長、同・蟹江純一主任研究員、同・小原優季研究員
寄贈写真 (左から)みよし市教委委員会・今瀬良江教育長、名古屋大学大学院工学研究科・堀克敏教授、小野田賢治みよし市長 、フレンドマイクローブ・西田克彦社長、同・蟹江純一主任研究員、同・小原優季研究員