東洋紡の4-9月期 減収減益もフィルム事業は大幅増

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2020年11月10日

 東洋紡は9日、2021年3月期第2四半期(4-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比5%減の1575億円、営業利益6%減の104億円、経常利益35%減の59億円、純利益1%減の26億円だった。世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、消費の冷え込みや需要減退などが響き減収減益となった。モビリティ事業では、自動車減産によりエンジニアリングプラスチックやエアバッグ用基布が苦戦し、生活・環境事業は、衣料繊維やスーパー繊維が低調だったが、フィルム・機能マテリアル事業では、液晶偏光子保護フィルムが強い需要にけん引され販売を伸ばしたことから、全体では小幅の減益にとどまった。

 セグメント別に見ると、フィルム・機能マテリアル事業は

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