BASF PU断熱フォームがワクチン物流設備に採用

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2021年7月28日

 BASFはこのほど、高品質ポリウレタン(PU)フォーム断熱ソリューション「エラストピア」が断熱パネルと商業・産業用冷蔵システムメーカーのユナイテッドパネルシステム社(マレーシア)が製造する新型コロナワクチン物流設備用の断熱パネルに採用されたと発表した。

 ワクチンの効力維持のためには、マイナス70℃からプラス8℃までの超低温での保存が必要で、冷蔵設備への信頼性は重要。「エラストピアPH 1132/509/0」はその高い断熱性に加え、優れた防火特性により施設を火災から保護する。また、地球温暖化とオゾン層への影響が少ないn-ペンタン吹き付けフォームであるため、電力消費量削減や施設のエネルギー効率向上につながり、電力供給が困難な多くのアジア地域にとって重要だとしている。最近では、インドのパンデミック下での病床数増加をサポートするため、リナック・インディア社(インド)の移動式医療集中治療室設備の製造にも使用されている。