日産化学 富山工場の硝酸製造を再開し受注を開始

, , ,

2022年6月29日

 日産化学はこのほど、富山工場(富山県富山市)の硝酸製造設備の不具合により停止していた硝酸の製造を再開した。

 4月25日に圧縮機の

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

日産化学 気候関連財務情報開示タスクフォースに賛同

,

2020年9月25日

 日産化学はこのほど、気候変動関連リスクとビジネス機会に関する情報開示を求める「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同を表明したと発表した。

 TCFDはG20の要請で金融安定理事会(FSB)により2017年に設置され、「ガバナンス(検討体制と企業経営)」「戦略(企業経営への影響と対策)」「リスク管理(リスクの特定・評価・対応方法)」と「指標と目標(リスクと機会の評価指標と進捗度評価)」を開示することを奨励している。全世界で1382社(うち日本は298社)、化学会社は35社が賛同している。日本は2017年の住友化学、18年の三菱ケミカルHDをはじめ現在18社で、化学会社全体の過半数を占める。

 日産化学は企業理念「優れた技術と商品・サービスにより、環境との調和を図りながら、社会に貢献する」の下、2030年への環境・社会・経済の変化を見据え、16年始動の長期経営計画「Progress 2030」で環境エネルギー分野の課題解決に向けた研究開発を開始。「気候変動の緩和」をマテリアリティの1つに選び、21年度までに温室効果ガス排出量20%削減(13年度比)をKPIに掲げて排出削減活動を推進している。

 今後も引き続きこれらの取り組みを充実させ、TCFDの提言を踏また情報開示を通じ、社会の持続的発展に貢献していく考えだ。

 

日産化学など 海洋油田の生産性向上へ新規添加剤開発を推進

,

2019年6月21日

 日産化学と住友商事はこのほど、海洋石油・天然ガスに係る日本財団‐DeepStar連携技術開発助成プログラムに、海洋油田の生産性を向上させるための新規添加剤の開発プロジェクトを共同で提案し採択されたと発表した。両社は、DeepStarを構成する大手石油会社と同プロジェクトに関する共同開発を行う。

 なお、同プログラムは、日本財団が大手石油会社の主導する技術プラットフォーム「DeepStar」と締結した共同技術開発プログラム設立に関するMOUに基づき、2030年に向けて海洋石油・天然ガス分野の技術開発を促進するための助成プログラム。

 海洋石油・天然ガス分野の世界ニーズとして、海洋生産施設の操業・維持・管理コストの低減や新技術の活用による生産性向上などが大きな課題となっており、同分野で日本が以前より競争力を持つ技術を取り入れていくことが期待されている。

 両社は、すでに開発・展開をしている日産化学海外グループ会社、米ニッサン ケミカル アメリカ コーポレーションの「nanoActive」製品の技術を活用し、同プロジェクトを通じて、石油・天然ガスの生産性向上を目指す海洋油田向けの新規添加剤の創出・開発に注力していく。

イソクラスト普及会 畑作用殺虫剤など2新製品を販売へ

, , , , ,

2018年10月24日

 イソクラスト普及会はこのほど、畑作用殺虫剤「ビレスコ」顆粒水和剤と水稲用殺虫剤「エクシード」粉剤DL、2つの新製品の販売を開始すると発表した。販売元は同普及会を構成する、ダウ・アグロサイエンス日本、日産化学、北興化学工業の3社で、発売開始は来年早春を予定している。

 両新製品は、有効成分の「イソクラスト」(一般名:スルホキサフロル)を活用した新規系統のスルホキシイミン系殺虫剤。ばれいしょ・てんさい・水稲で問題となる害虫に対して、安定した防除効果が期待されている。

 ビレスコ顆粒水和剤は北海道専用剤で、ばれいしょとてんさいに発生するアブラムシ類に対して、安定した防除効果を発揮。同剤は、速効性・残効性をもち、また有効成分が植物体内に広がるため、葉裏や茎葉に寄生するアブラムシ類にも効果を発揮する。

 一方、エクシード粉剤DLは、水稲のウンカ類・ツマグロヨコバイ・カメムシ類に対して、高い防除効果がある。同剤は、本田での散布用ローテーション防除の1剤として期待されている。

 なお、2つの新製品の有効成分イソクラストは、IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)の作用機構分類で、グループ4の新サブグループであるグループCに分類される、唯一のスルホキシイミン系の新規系統の殺虫剤。既存の殺虫剤に対して、感受性が低下した害虫にも安定した効果を発揮する。

イソクラスト普及会 園芸・水稲殺虫剤の登録内容が拡大

, , ,

2018年10月9日

 イソクラスト普及会はこのほど、園芸用殺虫剤「トランスフォーム・フロアブル」と水稲用殺虫剤「エクシード・フロアブル」の登録内容が、9月26日付で拡大したと発表した。

 トランスフォーム・フロアブルに新たに作物登録が追加となるのは、白菜・非結球レタス・ピーマン・ナス・ブドウ・黄桃・スモモ・キク。エクシード・フロアブルは新たに無人航空機による水稲への散布が可能になる。

 両製品は有効成分である「イソクラスト」(一般名:スルホキサフロル)を活用した、新規系統のスルホキシイミン系殺虫剤。野菜・果樹や水稲で問題になる害虫に対し、安定した防除効果が期待されており、ダウ・アグロサイエンス日本が2月から販売している。

 トランスフォーム・フロアブルは各作物群のアブラムシ類・コナジラミ類・カイガラムシ類の防除に使用できる。

 エクシード・フロアブルは水稲のカメムシ類・ウンカ類に対し安定した効果を示す。また、水稲の本田の防除の多くが無人航空機で行われている中で、無人航空機による散布が認可されたことは、今後の飛躍的普及が期待できる。

 なお、イソクラスト普及会は、ダウ・アグロサイエンス日本と日産化学、北興化学工業で構成されている。