《新春インタビュー》出光興産代表取締役社長 木藤俊一氏

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2022年1月26日

 ━昨年を振り返って。

 昨年は、コロナ禍に振り回された1年だった。当社としては製油所とSS(サービスステーション)の感染拡大防止に注力した結果、エネルギー安定供給を全うすることができた。石油製品の需要については、緊急事態宣言が解除された昨年10月以降は回復基調となっている。しかし、ジェット燃料を例に挙げれば、コロナ禍以前と比較すると程遠い状況だ。また、足元では新たな変異株であるオミクロン株が出現するなど、石油製品の需要回復を見通すことは難しい。2019年度並みの需要に戻るまでには、

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《新春インタビュー》出光興産代表取締役社長 木藤俊一氏

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2021年1月25日

昨年を振り返って。

 昨年は、統合会社として中期経営計画2年目という大事な年になったが、新型コロナに振り回された1年だった。エネルギー供給会社である当社の使命は、いかなる環境下においても、石油供給のサプライチェーンを死守することだ。コロナ対策をしっかり行ってきたことにより、原油調達から製油所、物流、サービスステーション(SS)に至るまで、当社グループ各社の中でのクラスター発生を防ぐことができた。

 特に、4年に1度となる北海道製油所のメジャーSDM(シャットダウンメンテナンス)では、期間を3カ月に延ばすなど対策を講じたことで、延べ人数約10万人の作業員が1人の感染者も出さずに無事に完遂した。これを機に、

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