三菱ケミHD 気候関連財務情報開示タスクフォースの最終提言を支持

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2018年10月30日

 三菱ケミカルホールディングスは29日、金融安定理事会(FSB)が設置した気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の最終提言への支持を決定したと発表した。

 FSBは世界主要国・地域の中央銀行、財務省、金融規制当局などの代表が参加する国際機関。TCFDは気候関連のリスクと機会が財務にもたらす影響に関する、企業による投資家への適切な開示を促すことを目的として、昨年6月に自主的な情報開示のあり方に関する提言を公表した。

 同社グループはKAITEKI実現をビジョンに据え、環境・社会課題の解決への貢献を目指し、環境負荷軽減や省エネルギー活動の推進、再生可能エネルギー利用の推進、GHG(温室効果ガス)排出削減に貢献する製品群の拡充に取り組んできた。

 今後、TCFDの最終提言を踏まえ、これらの取り組みの充実化とともに、関連する情報開示を拡充し、企業価値向上に努めていく。なお、同社はKAITEKIを「人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていくこと」と定義している。