三菱ガス化学 無水フタル酸など3製品を生産終了へ

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2024年3月1日

 三菱ガス化学はこのほど、水島工場(岡山県倉敷市)で生産する3製品について、設備の老朽化や需要の縮小予測により、今後も採算性の改善が見込めないことから生産終了を決めた。中期経営計画「Grow UP 2023」に

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PSジャパン CR実証設備が完成、スチレン資源循環を本格化

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2023年9月8日

 PSジャパンは7日、水島工場(岡山県倉敷市)にポリスチレン(PS)樹脂のケミカルリサイクル(CR)実証設備を新設したと発表した。今後、実証運転を進め、PS樹脂を高効率・高品質に再生産する技術の実証と、量産化の検討を行う。

ケミカルリサイクル実証プラント(水島工場)

 CR実証設備は、PS樹脂を

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日本ゼオン リーフアルコールの能増が完了、竣工式を開催

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2022年7月25日

 日本ゼオンは22日、水島工場(岡山県倉敷市)で進めていた合成香料の主力製品であるリーフアルコールの能力増強工事が完工し、同日竣工式を開催したと発表した。今後、試運転を行い9月からの本格生産を予定。同製品の年間生産能力は1600tに拡大することになる。

 リーフアルコール(シス‐3‐ヘキセノール)は、

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PSジャパン ケミカルリサイクル実証化設備の検討開始

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2020年12月18日

 PSジャパンは17日、東芝プラントシステムのケミカルリサイクル(CR)実証化設備を水島工場(岡山県倉敷市)に建設する検討を開始したと発表した。基本設計に入る契約を東芝プラントシステムと締結しており、2022年3月の完工を目標にしている。

 CR実証化設備では、使用済みポリスチレン(PS)製品を熱分解し、原料であるスチレンモノマー(SM)に戻すモノマー還元を行う。すでに、取引先からは実証化への協力の申し入れもあり、設備の完成後に直ちに実証運転を経て実装化を目指していく。

 PSは無味無臭で、燃やしても有害ガスが発生しない安全なプラスチック。食品容器に適していることに加え、発泡性に優れることから容器・製品の軽量化に役立っている。また、断熱材の用途では軽量で高断熱な特性を生かして、環境負荷の低減にも貢献している。さらにPSは、少ないエネルギーで分解ができることからCRがし易いといった特徴がある。PSジャパンは、使用済みPS製品をSMに戻す設備を導入していくことで、スチレン資源循環を実現させ、持続可能なものづくりに取り組んでいく。

 同社はPS樹脂の製造販売会社として、顧客の視点を心掛け、安心と価値を提供していくとともに、将来世代への責任を果たすため、真剣かつ積極的にプラスチックの環境問題に対応していく考えだ。

ポリスチレンのリサイクル模式図
ポリスチレンのリサイクル模式図