シージーエスター 市原の設備を2万t削減、水島に集約

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2021年10月20日

 シージーエスターはこのほど、可塑剤製品の生産体制合理化を決定し、現状の年産12万t体制から10万t体制とすると発表した。具体的には、2022年5月初旬に市原工場(千葉県市原市)の設備能力7万tを2万t削減し、当該製品については水島工場(岡山県倉敷市、5万t)への集約を図る。また今回の設備削減に併せ、一部製品の生産を中止する。

 同社は、DOPやDINPなどフタル酸系可塑剤の生産を行うが、フタル酸系可塑剤の市場は同社設立時と比べて半減しており、今後も大きな伸びは期待できないことから、生産体制合理化の一環として過剰設備の削減を決めた。

三菱ケミカル旭化成エチレン 水島プラントが再稼働

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2020年1月30日

 旭化成と三菱ケミカルの合弁会社である三菱ケミカル旭化成エチレンは29日、今月14日に停止した水島工場(岡山県倉敷市)のエチレンプラント(非定修年:年産56万7000t)の稼働について、28日に再開させたと発表した。

 同プラントは、14日午前に冷媒系の不具合により停止。当初は24日の再稼働を予定していたものの、その後、非定常時に稼働させる蒸気系統に不具合が発生したため、28日の再稼働を発表していた。

三菱ケミカル旭化成エチレン 水島工場の再稼働を延期

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2020年1月24日

 旭化成と三菱ケミカルの合弁会社である三菱ケミカル旭化成エチレンは23日、今月14日に停止した水島工場(岡山県倉敷市)のエチレンプラント(非定修年:年産56万7000t)について、再稼働が遅れる見通しとなったと発表した。

 設備の詳細点検や補修作業を順次進めており、現時点では28日から再稼働させる予定としている。同社はこれまで、24日からの再稼働を公表していたが、非定常時に稼働させる蒸気系統に不具合が発生したため、再稼働が遅れることとなった。今回の経緯について、「関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、改めて深くお詫び申し上げます」とコメントしている。

三菱ケミカル旭化成エチレン 24日に水島工場を再稼働

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2020年1月21日

 旭化成と三菱ケミカルの合弁会社である三菱ケミカル旭化成エチレンは17日、今月1月14日に停止した水島工場のエチレンプラント(非定修年:年産56万7000t)について、設備の詳細点検を行い、補修作業の工程などを検討した結果、24日から再稼働させる見通しとなったと発表した。

 同社は、「関係各位の多大なるご協力をいただきながら、1日でも早く正常稼働ができるように全力で取り組んでいく」とコメントしている。

 

三菱ケミカル旭化成エチレン 不具合で水島工場を停止

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2020年1月16日

 旭化成と三菱ケミカルの合弁会社である三菱ケミカル旭化成エチレンは15日、水島工場のエチレンプラント(非定修年:年産56万7000t)を、1月14日午前に冷媒系の不具合により停止したと発表した。現在、設備の詳細点検に向け準備を行っており、再稼働の時期については確定次第、発表する予定。

日本ゼオン COP能力を増強、光学フィルムなど需要増に対応

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2019年10月1日

 日本ゼオンは30日、水島工場(岡山県倉敷市)での熱可塑性透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP)の生産能力増強を決定したと発表した。

 COPの「ZEONEX」と「ZEONOR」は液晶テレビ・スマートフォン・医療容器などの主要用途で需要が拡大しており、今後さらなる需要増が見込まれている。今回の増強により、年産能力は現行の3万7000tから4万1600tへと拡大する見通し。2020年度中の着工、2021年7月の完工を目指す。

 同社のCOPは、優れた光学的・化学的性質を持ち、光学フィルム、光学レンズから医療・バイオテクノロジーの分野に至るまで幅広く利用され、高い評価を得ている。

 特に、独自で開発した溶融押出法により自社加工している光学フィルム「ZeonorFilm(ゼオノアフィルム)」は、ディスプレイの大型化に伴う市場拡大に合わせ、近年、フィルム生産能力を相次いで増強してきた。

 これに加えて、レンズ・医療用途についても堅調な伸びを示しており、COP全体の需給バランスが逼迫することが予想されていた。今回の増強はそれらの需要増に対応するものとなる。

 同社はこれからも、COPの安定的な供給体制を確保しながら、産業発展に尽くしていく考えだ。