昭和電工 7月1日納入分から液体窒素を値上げ

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2019年5月30日

 昭和電工は29日、液体塩素を7月1日納入分から「7円/kg以上」値上げすると発表した。

 塩素は塩化ビニルなどの塩素化合物や、さまざまな化学製品を製造する際の不純物除去、漂白、中和、軟化などの工程に用いられる基礎化学品。

 液体塩素を取り巻く事業環境は、原燃料価格の高騰、設備の維持・更新費用の高騰、輸送費の上昇を受けており、自助努力の対応だけでは、製品価格・サービスの水準を維持するのが困難になっている。

 今後も競争力ある製品の提供と安全・安定供給を維持するため、同社では顧客にコストアップ分の一部の負担を、要請せざるを得ないとの結論に至った。