東洋紡 犬山に高機能フィルム研究棟を新設、竣工式開催

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2023年12月25日

 東洋紡は22日、フィルム事業の基幹生産工場である犬山工場(愛知県犬山市)に高機能フィルムの研究棟「テクノブリッジ」を新設し、21日に竣工式を開催したと発表した。

高機能フィルム研究棟「テクノブリッジ」の外観

 新研究棟は

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東洋紡 犬山工場でOPPフィルム量産開始、年産2万t

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2023年3月22日

 東洋紡はこのほど、犬山工場(愛知県犬山市)に二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)の新シリーズである超高剛性OPPフィルム「パイレンEXTOP」をはじめ、食品包装・産業資材用途の各種OPPフィルムを生産する設備を新設し、2月から一部銘柄の量産を開始した。

超高剛性OPPフィルム「パイレンEXTOP」

 今後、各銘柄の

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東洋紡 火災事故の犬山工場 今月にPP設備1台を再開

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2020年11月11日

 東洋紡は、犬山工場(愛知県犬山市)で9月末に発生した火災事故の出火元となったポリプロピレン(PP)フィルムの成膜設備について、被災を免れた1ラインの稼働を今月中に再開する予定だ。9日に同社東京支社で行われた決算説明会の中で、斧泰三経理部長が明らかにした。

 同工場のPP設備では、おかきやあられといった、防湿性が求められる食品包装用PPフィルムを主に生産している。2系列をもち、うち1系列が被災した。現在、同製品の供給は在庫で賄っているが、同工場の1系列再開後は、同社グループ会社にある他の3系列と合わせ4系列での生産を強化し対応していく。また、不足分については、他社のOEMも視野に入れ供給体制を整えていく考えだ。

 今回被災した設備については、消防とともに原因究明を行っている。それと並行し火元個所やその前後を含めて、金属劣化、消火活動による水の影響など、設備の被災度を検証している。検証が終わり次第、「被災設備をどのような形で復旧していくのかを決めていくことになる」(斧部長)ようだ。なお、犬山工場の他の設備については9月末から順次稼働を始めており、PPフィルム設備の2系列以外は再開している。

 設備再開の説明に先立ち、斧部長は改めて犬山工場での火災事故の発生と人的被害を詫び、「一昨年の敦賀事業所での火災事故を受け、様々な安全対策や安全教育を実施してきたが、その安全対策がまだまだ不十分だったと反省している。再度ハード、ソフトの両面からの対策を講じていき、2度と事故を起こさないように努めていきたい」と、再発防止と今後の対策強化に言及した。