積水ホームテクノ ユニットバスなど10月から値上げ

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2022年9月13日

 積水化学工業の100%子会社である積水ホームテクノは12日、ユニットバス、介護・自立支援設備について、10月1日受注分から値上げすると発表した。改定幅は「7~32%」。

 当該製品は、今年4月に値上げした後も原材料費、物流費などの高騰が続いている。同社は、引き続きコスト削減や効率化を鋭意推進してきたものの、自助努力で吸収できるレベルを超えていることから、今後の安定した製品の供給とサービスの提供を図るため、今回、再値上げを決定した。

積水ホームテクノ ユニットバス値上げ、原材料費が高騰

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2022年2月8日

 積水化学工業の子会社である積水ホームテクノは7日、同社が製造・販売するユニットバスについて、4月1日受注分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、バスサルーン「Escort」が「8%」、バスサルーン「Roomy」が「12%」、バスコア BP・BSシリーズが「24%」。

 当該製品は原材料費の著しい高騰が続いている。同社は、コスト削減や効率化を鋭意推進してきたが、自社で吸収できるレベルを超えており、今後の安定した製品の供給とサービスの提供を目的に、今回の価格改定を決定した。

積水ホームテクノ 自動洗浄浴槽を発売、家事の負担軽減

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2021年10月5日

 積水化学工業の100%子会社である積水ホームテクノ(大阪府大阪市)は4日、新製品「自動洗浄浴槽」を10月から発売すると発表した。

「自動洗浄浴槽」

 同社は、リンナイと介護・医療福祉施設向けユニットバス用に「wells 自動洗浄・湯はり浴槽」を共同開発しており、今回、その技術を生かして一般向けユニットバス用に「自動洗浄浴槽」を開発した。

 毎日の浴槽掃除は、腰をかがめてスポンジなどでのこすり洗いが必要で、身体への負担が大きい。また、共働きや家事、育児が忙しい家庭をはじめ、多くの人が浴槽掃除を面倒に感じており、家事負担の軽減が求められている。

自動洗浄 お湯はり機能

 「自動洗浄浴槽」は、リモコンのスイッチひとつで浴槽内を隅々まで自動で洗浄可能。家事や身体への負担軽減と共に、空いた時間をリラックスして過ごす、身体も心もラクになる暮らしを提供する。

 同製品は、積水ホームテクノが仕様決定とユニットバス向け製品化を行い、リンナイの給湯器設計・制御技術を組み合わせて様々な方式の給湯設備でも接続可能な機器として開発。リモコンのスイッチひとつで、浴槽の排水から洗浄ができ、また給湯器と連携制御を行うことでお湯はりまで可能となっている。

 同製品の特長として、

 ①洗浄性能では、浴槽底面の洗浄ノズル中央から渦を発生させ、お湯や洗剤を一気に噴射。この独自の洗浄システムで浴槽内を隅々まできれいにする(エコ・標準・念入りの3コース)

 ②機能では、基本操作の浴槽の排水(開栓)から、洗浄・すすぎまで、すべての給湯設備に対応できる。

 連携可能な給湯設備(リンナイ製以外も可)では、お湯はり時に排水栓を自動で閉栓したり、自動洗浄後に自動でお湯はりしたりすることも可能だ。

 

「自動洗浄浴槽」 洗浄後のイメージ

 同社は戸建て住宅・マンション用ユニットバス「Bath Saloon Escort」のメニューとして同製品の受注を開始する予定。2022年度の目標販売台数として1000台を掲げている。

積水ホームテクノ 戸建て向け新ユニットバスの受注を開始

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2018年11月5日

 積水化学工業の100%子会社である積水ホームテクノはこのほど、戸建て住宅向けユニットバス「Bath Saloon Escort」シリーズを一新し、11月6日から受注を開始すると発表した。

 開発品では、業界最高水準の床断熱性能でヒートショックの軽減を図るとともに、戸建て住宅向けでもっとも一般的な1坪サイズでは、新たな形状の浴槽の導入などにより、業界最高水準の洗い場広さ(直径1m)を実現した。

 対応サイズは、浴槽が曲線基調の「S-Line」では、1坪(1618/1717/1616)、0.75坪(1216)。オーソドックスな直線基調の「I-Line」では、1.25坪(1620)、1坪(1618/1717/1616)、0.75坪(1216)。両シリーズを合わせて、2020年度の目標販売台数を6000台としている。

 住まいの需要が新築中心からリフォームへと移行しつつある中、リフォーム対象の浴室は在来工法からユニットバスへの転換期を迎えている。従来の戸建て住宅の浴室は、正方形の1坪サイズが主力であり、〝使いやすさ〟よりも〝作りやすさ〟が優先されているものが多い。

 また、浴室周辺の躯体の断熱も十分でない場合が多く、ヒートショックを起こしやすい環境にあった。こうした中、浴室の温熱環境や使い勝手に不満をもつユーザーが多く、積水ホームテクノでは、これらの課題に対応するために新たな製品の開発に取り組んできた。

 同社は今後も新シリーズで、「Safety」(安全)、「Easy」(使いやすい)、「Eco」(環境への配慮)をキーワードに、機能的かつ上質な浴室空間の実現を図る考えだ。なお、開発品は今年の「グッドデザイン賞」を受賞した。

 1坪サイズという限られたスペースで「浴槽の形状を工夫し洗い場の広さを確保」していること、また、特に「シャワーユニットの鏡を浴室隅に45度に配置」することで自然と体の位置が決まり、「より有効にスペースを使用できる」ように改良された点などが評価された。

積水ホームテクノ 介護・医療福祉施設向けユニットバス用新製品を発売

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2018年8月29日

 積水化学工業の100%子会社である積水ホームテクノはこのほど、介護・医療福祉施設向けユニットバス用の新製品「wells自動洗浄・湯はり浴槽」を発売したと発表した。

 リモコンスイッチのワンタッチ操作だけで、浴槽の排水から洗浄、お湯はりまでを全自動で行える。同社の介護・医療福祉施設向けユニットバス「wellsシリーズ」に設置が可能で、同シリーズであれば既存ユニットバス浴槽の置き換えも可能な仕様となっている。価格は、wells浴室+四十万円(定価:施工費は別途)。

 同社は、来年度の目標販売台数として1000台を見込む。製品開発は、リンナイと共同で行った。介護・医療福祉施設で求められる入浴サービスでのニーズ調査を基に、仕様決定とユニットバス設計をホームテクノが担当し、リンナイはガス給湯器設計・制御技術を提供した。

 超高齢社会が進行する日本では、高齢者の増加と生産年齢人口の減少による介護士の不足が深刻化している。介護・医療福祉施設では、介護士不足への対応と、より質の高いサービス提供の両立が求められており、介護士の負担軽減や高齢者の自立動作を支援することへのニーズが高まっているのが現状だ。

 同製品は、時間のかかる浴槽の清掃・入浴準備作業を省力化することで、特に介護士の身体的な大きな負担を軽減する特長がある。浴槽清掃時の「腰をかがめる」「スポンジを使ってこする」といった動作が不要になり、また、自動で指定した湯の温度や湯はりが可能なため、入浴の準備作業から解放される

 。介護士は作業の機械化により得られた時間を、他の介護サービス・ケアに充てられるだけでなく、施設の入居者にとっても、常に新しくきれいなお湯で入浴できる利点がある。なお、ホームテクノは、10月10~12日に東京ビッグサイトで開催される「第45回国際福祉機器展 H.C.R.2018」に同製品の出品を予定している。