日本化学会 第2回長倉三郎賞、京大院工の阿部竜教授に決定

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2022年12月23日

 日本化学会はこのほど、「第2回長倉三郎賞」を阿部竜氏(京都大学大学院工学研究科教授)に決定したと発表した。受賞題目は「表面修飾およびバンド制御に基づく可視光水分解用非酸化物系光触媒の創製」で、副賞として1000万円と表彰楯が贈られる。

 阿部氏は今年度の日本化学会学術賞を受賞するなど、先駆的かつ独創的な成果が国内外で高く評価されている。今後のさらなる飛躍が期待され、その業績が「長倉三郎賞」に値するものと認められた。

 「長倉三郎賞」は2020年4月に逝去した日本化学会元会長/名誉会員である長倉三郎氏の遺族から、化学の発展と後進の育成のために多額の寄付が行われ、これに基づき2021年度に新設されている。