帝人ファーマ CPAP患者向け情報提供サービスを開始

, ,

2018年9月5日

 帝人ファーマはこのほど、睡眠時無呼吸症候群の経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)を受ける患者と医療者の利便性向上を目指し、患者向けの情報提供サービス「CPARTNERS(シーパートナーズ)」を開始したと発表した。

 CPAP療法を開始した患者が、機器本体やマスクの取り扱い、手入れの方法に戸惑いを感じて、同社のカスタマーセンターに問い合わせるケースが少なくない。シーパートナーズではCPAP療法の導入初期に「問い合わせの多い質問と解決策」と「治療器の手入れ方法」をメールで情報提供する。

 取り扱い方法については、ウェブサイトを通じてイラストや動画を提供することで、機器に関する疑問の解決を図っていく。また、4月から診療報酬に遠隔モニタリング加算が新設されるなど、ICTの活用による医療機関と患者の橋渡しが、これまで以上に必要になることが予想される。

 シーパートナーズには、同社の医療機関向けCPAPデータ閲覧システム「ネムリンク」に医療者が登録した外来予定日に基づき、患者に外来予約のリマインドメールを送信する機能などがあり、医療機関と患者をつなぐ役割を果たす。

 同社は、2004年にCPAP患者専用のカスタマーセンターを開設し、電話を通じた患者向けのサポートサービスを展開してきた。しかし、インターネットサービスの拡大やスマートフォンなど、デジタルデバイスの普及が進み、ウェブサイトやメールを活用したきめ細かな情報提供のニーズが高まっていることから、シーパートナーズを立ち上げることにした。