DICの1-9月期 高付加価値製品が好調で増収増益

, ,

2021年11月15日

 DICは12日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比20%増の6158億円、営業利益30%増の333億円、経常利益48%増の339億円、純利益10%増の153億円となった。

 オンライン会見の中で、古田修司執行役員・最高財務責任者は「C&E顔料事業の統合に伴う一時的な費用を計上した影響があったが、高付加価値製品などの出荷が伸びたことで増益を確保した」と総括した。

 セグメント別に見ると、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

クラレの1-9月期 全セグメントが好調で増収増益

,

2021年11月11日

 クラレは10日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比17%増の4592億円、営業利益67%増の543億円、経常利益71%増の510億円、純利益89%増の286億円と大幅な増益となった。

 セグメント別に見ると、ビニルアセテートは増収増益。ポバール樹脂は、世界的に需要回復が進み幅広い用途で販売量が増加したが、原燃料高の影響を受けた。光学用ポバールフィルムは、前年後半から続く旺盛な液晶パネル需要を背景に好調だった。

 PVBフィルムは

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

昭和電工の1-9月期 市況改善や販売数量増で増収増益

, ,

2021年11月11日

 昭和電工は10日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比65%増の1兆517億円、営業利益719億円(同993億円増)、経常利益233億円(同1226億円増)、純損失103億円(同560億円改善)となった。

 オンライン会見の中で竹内元浩代表取締役常務執行役員最高財務責任者(CFO)は、「昭光通商が連結対象外となった『その他セグメント』を除き、すべてのセグメントで増収増益となった。コロナ禍で落ち込んだ前年同期に比べ販売数量が回復し、さらに

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東海カーボンの1-9月期 販売数量の回復で大幅増益

, , ,

2021年11月8日

 東海カーボンは5日、電話会議による決算会見を開催した。2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績は、売上高28%増の1851億円、営業利益2.4倍の177億円、経常利益2.8倍の175億円、純利益9.2倍の96億円となった。

 佐藤昭彦執行役員財務経理部長は「黒鉛電極事業は苦戦したものの、そのほかの事業はいずれも好調で、大幅な増収増益となった。前回上方修正した通期業績予想に対し、進捗は順調だ」と総括した。

 セグメント別では、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

KHネオケムの1-9月期 大幅増益で中計目標を達成

, ,

2021年11月5日

 KHネオケムは4日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績を発表した。売上高53%増の838億円、営業利益四倍の140億円、経常利益4.2倍の144億円、純利益4.3倍の101億円となった。

 電話会議による決算会見において濵本真矢常務執行役員は、「当期は、コロナ禍にあっても需要が堅調に推移した。価値に見合った価格改定により大幅な増益となり、 “KHネオケムの1-9月期 大幅増益で中計目標を達成” の続きを読む

AGCの1-9月期 塩ビが好調で通期予想も上方修正

,

2021年11月2日

 AGCは1日、2021年12月期第3四半期(1-9月期)の連結業績(IFRS)を発表した。売上高は22%増の1兆2335億円、営業利益3.7倍の1484億円、純利益9.6倍の1294億円となった。

 セグメント別に見ると、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

東亞合成の1-9月期 基幹化学品など販売増で増収増益

,

2021年11月1日

 東亞合成が29日に発表した2021年12月期第3四半期(1-9月期)連結決算は、自動車関連製品向けをはじめ、各用途分野で需要が回復する中、基幹化学品事業で扱うアクリルモノマーや工業用ガス、ポリマー・オリゴマー事業の高付加価値製品などの販売数量増が大きくけん引し増収増益となった。売上高は前年同期比16%増の1134億円、営業利益は60%増の136億円、経常利益は63%増の144億円、純利益は93%増の107億円。

 セグメント別では、その他の事業が増収営業損失となったものの、他の事業セグメントはすべて増収増益だった。基幹化学品事業では、電解製品の一部の分野で需要回復に遅れはあったが、アクリルモノマー製品はアクリルゴムや塗料向け需要が回復し、工業用ガスも鉄鋼などの需要増に伴って販売数量が伸びた。

 ポリマー・オリゴマー事業は、アクリルポリマーは自動車関連製品向けの販売数量が増加し、アクリルオリゴマーは国内外で塗料や電子製品向けが伸長した。高分子凝集剤は販売事業の承継も寄与した。

 接着材料事業は、家庭用の瞬間接着剤は昨年並みの出荷にとどまったが、工業用は自動車部品向けが堅調だった。機能性接着剤は、自動車部品・電子デバイス向けの出荷がともに好調に推移した。

 高機能無機材料事業では、高純度無機化学品は半導体向けが、無機機能材料は電子部品向けイオン捕捉材や消臭剤の販売数量が増加した。

 樹脂加工製品事業は、管工機材製品は前年並み、建材・土木製品とライフサポート製品は販売増となった。エラストマーコンパウンド製品は海外向けの出荷が好調だった。

 なお、通期業績は前回予想を据え置いた。半導体不足は続くものの、コロナ禍からの経済回復への期待や原燃料価格高騰への迅速な対応を前提に、増収増益を見込む。