プラ工連 3月の実績は原材料生産・輸出が増加

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2019年5月27日

 日本プラスチック工業連盟はこのほど、定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。

 確報となる2月のプラスチック原材料生産状況は、前年同月比5%減の84万3000tで、3カ月ぶりにマイナスだった。ただし、3月の速報では1%増と、前年を若干上回る見込み。3月は主力商品では、ポリエチレンと塩化ビニル樹脂が伸び、ポリプロピレンは前年並み、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂を含む)はマイナスとなっている。

 また、2月のプラスチック製品生産状況は、同1%増の47万tだったが、3月の速報では前年割れで推移し、6カ月ぶりにマイナスに転じる見込み。3月は主力のフィルム・シートをはじめ、それに続く機械器具部品、容器(中空成形)、パイプなども軒並み2~4%程度減少したもよう。

 一方、確報となる3月のプラスチック原材料輸出は、2カ月連続で増加した。熱硬化性樹脂の数量は

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