JXTGエネルギー BCP訓練を実施、南海トラフ地震想定し

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2019年10月7日

 JXTGエネルギーはこのほど、「巨大地震を想定したBCP(事業継続計画)訓練」を9月30日に実施したと発表した。

 ライフラインの一翼を担う同社には、巨大地震などの危機発生時にあっても最重要責務であるエネルギーの安定供給を果たすため、事業継続に向けた高い耐久力や回復力のある体制が求められる。

 こうした中、同社は、首都直下地震および南海トラフ巨大地震発生に備え、石油製品の供給能力を強化し、危機発生時の事業継続を担保するために、同社系列全体のBCPの策定とBCP訓練の実施を通じた見直しを行っている。

 今回の訓練は、昨年度に続き南海トラフ巨大地震を想定し、同社全体の初動対応の実効性確認などを目的に、①「災害時の行動」「情報共有の流れ」「タイムライン」の確認②本社・国内各現業所(支店・製油所など)間の連携確認③災害対策本部への迅速かつ適切な被災状況の報告と情報共有、を実施した。

 また、「石油の備蓄の確保等に関する法律」に定める「災害時石油供給連携計画」の初動対応も確認している。今回の訓練には、社長以下、本社災害対策本部の役員、チーム員、さらには全国の現業所の担当者のほか一部の特約店や物流協力会社を含む計243人が参加し、サプライチェーン全体での初動対応の実効性と課題を共有することができた。

 同社は、同訓練で得られた課題を速やかに解決するとともに、今後も継続的にBCP訓練を行い、より実効性のあるBCPとすることで緊急時の石油製品などの安定供給に努めていく考えだ。