三菱ケミカル 海外拠点従業員向けの研修プログラムを開始

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2019年4月23日

 三菱ケミカルは22日、同社グループの海外拠点で勤務する外国人従業員を対象に、新しい研修プログラム「Experience Japan」を開始したと発表した。

 同研修プログラムは、各事業部門の海外拠点や米国・欧州・中国・アジアの地域統括会社から推薦を受けた外国人従業員が、日本国内各地の事業拠点で仕事を通じて日本文化や日本企業の特質、同社について学ぶことを目的としている。

 また、各職場でも外国人従業員を受け入れることにより、相互理解が促進され、日本人従業員にとっても異文化を経験するよい機会となることが期待されている。

第1期生として、今年4月から来年3月までの約1年間、インドネシア・トルコ・ベトナム・英国・ベルギー・スイス・中国などから合計14人が参加。全体での導入研修や語学研修を終了後、東京本社をはじめ、愛知・滋賀・岡山などの各事業拠点に配属され業務経験を積む予定となっている。

 同社は、全従業員に占める外国人従業員の割合が3割を超えており、国籍や文化など多種多様なバックグラウンドをもつ人材が各国で勤務している。これまで海外留学制度やビジネスチャレンジ制度など海外で研鑽を積むための種々の研修プログラムを実施してきたが、主として日本人従業員を対象としたものであり、海外で勤務する従業員が系統立てて日本を学ぶ機会は、必ずしも十分ではなかったという。

 同社は今後もさまざまなプログラムを通じて、人材育成を図っていく考えだ。