コスモ石油 ADNOCおよびIFADと情報交換の覚書

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2021年1月27日

 コスモ石油はこのほど、アブダビ国営石油会社(ADNOC)およびICEフーチャーズアブダビ(IFAD)とICEマーバン(Murban)原油先物を軸とした原油の適正な値付け・市場活性化のための情報交換と、コスモ石油のICEマーバン原油先物利用可能性機会の模索を行うための覚書を締結したと発表した。ADNOCとコスモエネルギーグループとの関係性に鑑み、コスモエネルギーホールディングスの桐山浩社長が署名した。

署名するコスモエネルギーホールディングス代表取締役社長 桐山 浩氏
署名するコスモエネルギーホールディングス代表取締役社長 桐山 浩氏

 IFADはアブダビに新設される先物取引所で、ADNOCの主力原油「マーバン原油」が上場され、アブダビ原油の価格透明性が高まり国際的に新たなベンチマークとなることも期待されている。

 アブダビ原油はコスモ石油の主要な原油調達ソースの1つで、IFADが先物市場として信頼性・流動性・安定性を高めることは、同社の安定的な原油調達に重要であるとの考えだ。

 コスモエネルギーグループは同覚書を通じてIFADをサポートするとともに、これまで培ってきたADNOCをはじめとしたアブダビ政府との信頼関係をさらに強化するとしている。