春節の時期が影響、1-2月累計ではマイナスに
中国の2月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂がマイナスを継続したのに対し、ポリプロピレン(PP)とEPSがプラスに転じた。またPEがほぼ前年並みとなったのをはじめ、PVC、PS、ABSともマイナス幅が縮小している。その背景として、
2022年4月22日
2022年2月4日
PVCが半分以下の水準、米国PEは35%減に
中国の2021年の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSの全品目が前年比マイナスとなった。中国経済はコロナ禍においても堅調さを維持したものの、コンテナ船不足やコロナ対策による物流の混乱が長期化していることや、米国の寒波やハリケーンをはじめとした生産トラブルの影響がアジア地域にも波及したことなどにより、全品目が2桁以上の大幅減となっている。
品目別で見ると、PEは
2022年1月14日
前月比では改善傾向示す、米国PEも増加傾向に
中国の11月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSとも、前年同月比でマイナスを継続した。中国自体の景気がやや鈍化傾向にあることや、コンテナ不足や人手不足による物流の混乱などが継続していることが背景にある。ただ、国慶節や電力不足の影響などで落ち込んだ10月との比較では全品目がプラス。前年との比較でもマイナス幅は約2~3割程度に縮小しており、持ち直しのきざしが見られる。
11月の輸入を樹脂別で見ると、
2021年12月6日
2021年11月10日
全品目が前年比マイナス、米国PEは5万t回復
中国の9月の汎用樹脂輸入は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩ビ樹脂(PVC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂、EPSとも前年同月比でマイナスとなった。
世界的に異常気象やトラブルで供給が安定していないことに加え、コンテナ不足による物流の混乱が継続していることもあり、4月以降の荷動きは低水準が続いている。また、7月以降の輸入量は回復傾向にあったが、9月は前月比でマイナス(PE、PP、PVC)とプラス(PS、ABS、EPS)が半分ずつとなった。電力不足による工場の稼働低下が影響したと見られる。
9月の輸入を樹脂別で見ると、
2021年10月11日
2021年7月28日
2021年7月15日
2021年6月23日
2021年4月2日
PVCのみマイナス、米国ポリエチレンも大幅増
貿易統計によると中国の1-2月の汎用樹脂輸入は、塩ビ樹脂(PVC)を除く5品目が前年同期比でプラスとなった。なお今回、2月に春節休暇があっため、1-2月の累計で貿易統計が発表されている。
1-2月の汎用樹脂輸入を品目別で見ると、 “中国汎用樹脂輸入 1-2月は5品目がプラスに” の続きを読む