クラレ PVA繊維およびポリエステル短繊維を値上げ

,

2021年12月3日

 クラレは2日、ポリビニルアルコール(PVA)繊維であるビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」、およびポリエステル短繊維について、2022年1月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅は、ビニロンと「クラロン K‐Ⅱ」が「10~20%のアップ」、ポリエステル短繊維が「10%のアップ」。

 原油価格の上昇に伴う主要原材料、ユーティリティーコストの大幅な上昇に加え、物流費の高騰や設備の維持・更新費用の増加などに伴う製造コストが引き続き収益を圧迫し、自助努力によるコスト吸収の範囲を超えるものとなっている。こうした中、同社は、採算改善を行い、安定供給を維持するために、今回の値上げを決定した。

信越化学工業 セルロース製品を値上げ、原材料価格が急騰

, ,

2021年12月3日

 信越化学工業は2日、セルロース製品の国内向け販売価格について、2022年2月1日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「現行価格比で最大20%」。

 世界的な需要の増加に伴う原料パルプ(ウッドパルプ、リンターパルプ)のひっ迫に加え、コンテナ不足による国際物流の停滞により、セルロース製品の主原料である高純度パルプの価格が大幅に上昇している。同社は、顧客への供給責任を果たすために高純度パルプの安定調達に努めているが、各種原材料の急騰やエネルギーコストの増加も収益を圧迫しており、セルロース事業の採算が急激に悪化している。

 こうした中、同社は、製造コストの削減による自助努力を継続しているものの、これらのコスト上昇分を吸収することは困難であると判断し、価格改定の実施を決定した。

三菱ケミカル 酢酸および酢酸塩類を値上げ、コスト高に対応

, ,

2021年12月3日

 三菱ケミカルは2日、酢酸および酢酸塩類について、2022年1月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。対象製品と改定幅は、酢酸が「30円/kg」、酢酸ナトリウム(結晶)が「15円/kg」、酢酸ナトリウム(無水)が「20円/kg」、粉末酢酸が「20円/kg」となっている。

 当該製品については、急激な原燃料の価格高騰によりコストが上昇し、事業環境は厳しい状況にある。こうした中、同社は、各種経費の削減や効率化を実施しているものの、自助努力のみで全てを吸収することは難しく、安定供給体制を維持するためにも、値上げせざるを得ないと判断した。

旭化成 ポリエチレン全製品を値上げ、ナフサ上昇に対応

,

2021年12月2日

 旭化成は1日、ポリエチレン「サンテック」「クレオレックス」の全製品について、今月15日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品は、「サンテック‐LD」「サンテック‐HD」「サンテック‐EVA」「クレオレックス」で、改定幅は「10円/kg以上」となっている。

 ナフサ価格の上昇により、来年第1四半期(1―3月)以降はさらなるコスト上昇が予想される。厳しい経営環境の下、同社は、継続的にコストダウンに取り組んでいるが、コスト上昇分の吸収は極めて困難なことから、値上げせざるを得ないと判断した。

ENEOS 12月のベンゼンACPは前月比90ドル安

,

2021年12月2日

 ENEOSは1日、12月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を915ドル/tで決着したと発表した。11月のアジアベンゼン市況は、原油価格の変動に連動した値動きが続く中、月末の原油価格急落の影響を受けて下落した。こうした市場環境を反映し、12月ACPは前月比90ドル/t安で決着した。

 なお国内価格換算想定値は、109.4円/kgとなる。

東レ PPS樹脂を再値上げ、原料価格などの上昇に対応

,

2021年12月1日

 東レは30日、PPS樹脂「トレリナ」について、12月21日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、コンパウンドグレードが「60円/kg」、ベースポリマーが「90円/kg」。なお、同樹脂の価格改定は5月以来となる。

 現在、PPS樹脂の原燃料価格および海上運賃の上昇が継続しており、主原料価格の高止まりの状況が続いている。同社は、あらゆる角度から継続的なコスト削減と合理化に努めてきたが、これらの自助努力で吸収できる水準を超える極めて厳しい状況にある。こうした環境下、安定した品質での製品供給や、さらなる高付加価値品の開発・提案を行う体制を維持・推進するため、再度の値上げの実施を決定した。

三井化学 ポリウレタン樹脂を再値上げ、安定供給を維持

,

2021年12月1日

 三井化学は30日、同社の「タケラック」や「タケネート」などのポリウレタン樹脂について、12月6日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「80円/kg以上」。5月に続く価格改定の実施となる。

 石油化学製品の需給バランスひっ迫に伴い、原料市況価格の高騰が続く中、ポリウレタン樹脂用原料価格が大幅に上昇し、加えて物流費など諸費用も上昇している。コスト上昇分の吸収に継続的な自助努力を重ねてきたが、今後も安定供給と品質維持に努めていくためには、今回、価格改定せざるを得ないと判断した。

トクヤマ 来年1月から乾式シリカなどを再値上げ

, , ,

2021年12月1日

 トクヤマは30日、乾式シリカ、微小球状シリカ、四塩化ケイ素について、2022年1月1日出荷分から値上げすることを決定し、商社および需要家などとの交渉に入ると発表した。

 対象製品と改定幅は、乾式シリカでは、「レオロシール」の親水品が「仕切り価格35%以上」、疎水品が「同30%以上」、「エクセリカ」が「同20%以上」。微小球状シリカでは「シルフィル」が「同20%以上」、「サンシール」が「同10%以上」。四塩化ケイ素は「同50%以上」となっている。

 原料価格の急騰により採算性が著しく悪化している。同社は、これらを前回(10月1日出荷分から)の価格修正や自社の合理化努力のみで解消することは困難と判断し、今回、再値上げを決定した。