東ソー ポリエチレン樹脂全製品を値上げ、来月から「15円/kg以上」

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2021年1月8日

 東ソーは7日、ポリエチレン樹脂全製品を2月1日納入分から「15円/kg以上」値上げすると発表した。対象製品は、低密度ポリエチレン「ペトロセン」、直鎖状低密度ポリエチレン「ニポロン‐L」「ニポロン‐Z」、超低密度ポリエチレン「LUMITAC」、高密度ポリエチレン「ニポロンハード」、エチレン酢酸ビニル共重合体「ウルトラセン」、ポリオレフィン系接着性樹脂「メルセン」、高溶融張力ポリエチレン「TOSOH‐HMS」。

 ポリエチレン樹脂の主原料である国産ナフサ価格は、堅調な需要と原油市況の上昇を背景に3万8000円/klを伺う水準まで上昇している。同社は、徹底したコスト削減に努めているが、国産ナフサ価格の高騰に加え、安定生産のための修繕費の上昇によるコスト事情の悪化は、自助努力のみで吸収することは極めて困難であると判断し、今回の価格改定を決定した。

WTI価格、約10カ月ぶりに終値50ドル台回復

2021年1月8日

サウジが大幅減産を表明、原油市場の安定化図る

 世界の原油相場では、サウジアラビアが2~3月に日量100万バレルの減産を表明したことで大きく反発。WTIは6日の終値は50.63ドルと約10カ月ぶりとなる50ドル台を回復し、その後も上値を追う展開が続いている。

 昨年は、新型コロナウイルスの影響が世界中に拡大する中、OPECプラスによる協調減産の枠組みが崩れたことにより3月中旬以降に原油価格が暴落。WTIは売りが殺到し一時マイナスを記録するなど大混乱な状況に陥った。その後、協調減産が再開されたことや、各国の経済活動が再開され原油需要が戻ってきたこともあり、原油相場は緩やかな回復基調を継続。昨年12月に開催されたOPECプラスの総会では、1月から予定されていた協調減産の縮小幅を見直したことで、WTI価格は50ドル近くまで上昇した。

 一方、新型コロナウイルスは、各国でワクチンの承認が進むものの、変異種が発見されるなど再び感染リスクが拡大。欧米ではロックダウンの動きも見られたことを受け、原油価格は上値が重い状況となっている。

 こうした中、先日行われたOPECプラスの会合では、増産を優先するロシアなどと価格維持をしたいサウジなどとの間で協議が難航したものの、5日には1月の減産幅(日量720万バレル)を2~3月も維持することを決定。ロシアとUAEは増産が認められたことで、減産幅は2月に712万5000バレル、3月に705万バレルとなったが、その後サウジが大幅減産を表明したことで、減産幅はそれぞれ100万バレル上乗せされる。これに相場が反応し、WTI価格が押し上げられている状況だ。

 今回、サウジは、協調減産に加え自主減産を行うことで原油市場の安定化を図った。とはいえ、世界的にコロナ禍の収束が未だ見えない中、中東情勢や米中対立といった不安要素も山積している。これらの要因で原油価格が変調する可能性もあり、今後の市場動向が注目される。

 

住友化学 PEとPPを10円/kg以上値上げ

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2021年1月7日

 住友化学はこのほど、ポリエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)を今月15日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、PE、PPとも「10円/kg以上」。

 アジアのナフサ価格は、足元の原油価格上昇や、旺盛な需要を受けて上昇している。そのため今年1Q(1-3月期)のナフサ輸入価格は、昨年4Q(10-12月期)対比で大幅に上昇することが予想される。こうした大幅なコスト増は、同社の自助努力のみでは吸収できない状況にあり、安定供給を継続するためにも、今回の価格改定を決定した。

 なお、想定したナフサ価格が大きく変動する場合は、価格改定幅の修正もある、としている。

アジア石化市況 エチレン・プロピレンは前週並み

2021年1月7日

ベンゼンは3週ぶりに反落、SMは900ドル/t割れ

 アジア地域の12月第2週の石化市況では、エチレンは下値、上値ともステイの950~1000ドル/tでの取引となった。春先から停止していたナフサクラッカーが再開され需給バランスのタイト感が緩和されつつあり、先安観から需要家が様子見となった。スプレッドは、

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三井化学 アクリルアマイドを値上げ、来年1月から実施

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2020年12月28日

 三井化学はこのほど、アクリルアマイド(固形換算)を来年1月15日出荷分から「16円/kg以上」値上げすると発表した。

 現在、同製品の原料であるアクリロニトリル価格の上昇に加え、副資材や用役費のコストアップ、物流費の値上がりが顕著となっている。同社としてはあらゆるコストダウンに取り組んでいるものの、自助努力だけではコスト上昇分を吸収することが困難と判断し、今回の価格改定実施を決めた。