ダウ日本 エラストマー製品を値上げ、供給を確保

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2022年7月22日

 ダウ日本は21日、エラストマー製品について8月15日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、ポリオレフィンエラストマー「ENGAGE」、オレフィン・ブロック・コポリマー「INFUSE」、プラストマー「VERSIFY」で、改定幅はいずれも「50円/kg以上」となっている。

 エラストマー製品は、今年に入ってからの著しい円安に伴い、内外価格が大幅に解離している。同社は供給を確保するために、価格改定を決定した。 

 

UBE CPL7月の契約価格、前月並みで決着

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2022年7月22日

中国市況の下落が重荷、値下げ圧力で交渉が難航

 UBE(旧宇部興産)は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、7月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月並みの2190ドルで決着した。中国市況が弱含む中、ベンゼン市況も下落してきたことで値下げ圧力が強まったものの、粘り強く交渉したことによりステイで踏みとどまった。スプレッドについては、

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出光興産 アロマ系溶剤を値上げ、製造加工費などが上昇 

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2022年7月21日

出光興産は20日、アロマ系溶剤について8月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品と改定幅(ベースアップ幅)は、トルエン、キシレン、イプゾール100が「10円/kg以上」、イプゾール150が「30円/kg以上」、イプゾールTPが「15円/ℓ以上」となり、ドラム(荷姿)については、ベースアップ幅+「15円/kg」となる。

 エネルギー価格の高騰に伴い、各製品の製造加工費が上昇していることに加え、製造固定費や物流費なども上昇を続けており、大幅なコストアップが見込まれる。同社は、一層のコスト低減努力を継続していくものの、これらコストの高騰は自助努力により吸収できる水準を超えていることから、フォーミュラ価格のベースアップを要請せざるを得ないと判断した。 

アジア石化市況 エチレン需要悪化でさらに下落 

2022年7月20日

芳香族三製品は続騰、SMスプレッドがマイナス 

  アジア地域の6月第1週の石化市況では、エチレンは前週比12ドル安の1043ドル/tでの取引となった。これで9週連続の下落となり、底打ちをする気配が見られていない。上海ロックダウンによる中国景気の悪化が石化製品の需要低迷につながっていることや、ナフサ価格が弱含んできたことが背景。各社のエチレンプラントの定修が明けてくることもあり、先安観が一段と強まっている。スプレッドは、

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UBE ナイロン樹脂製品を再値上げ、事業収益を改善

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2022年7月20日

 UBEは19日、ナイロン66樹脂製品とナイロン12樹脂製品を8月1日出荷分から値上げすることを決め、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。改定幅は、ナイロン66が「60円/kg」、ナイロン12が「140円/kg」。

 同製品については、昨年9月と今年4月に値上げを実施しているが、その後も主原料価格の上昇が続いている。事業収益改善のため再度の値上げに踏み切った。

 

中国輸入ナフサ、2022年はロシア品のシェアが拡大

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2022年7月19日

韓国に次ぐ2位に浮上、他国に比べ単価も割安に

 貿易統計によると中国が輸入している国別のナフサでは、2022年に入り、ロシア品のプレゼンスが高まっている。1~5月のロシア品の輸入量は、前年同期比で約5

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三菱エンジニアリングプラスチックス PC樹脂を値上げ、原料価格などが高騰

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2022年7月19日

 三菱エンジニアリングプラスチックスは15日、ポリカーボネート(PC)樹脂「ユーピロン」「ノバレックス」「ザンター」について、7月20日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、国内が「90円/kg以上」、海外が「0.3USドル/kg以上」。

 昨今のウクライナ情勢などによるエネルギーコストの大幅な上昇、物流費のさらなる上昇に加え、特に国内においては、為替影響により、主原料、副原料が高騰しており、収益を大幅に低下させている。同社は、継続的にコスト削減を務めてきたが、自助の合理化努力で吸収できる範囲を超えていることから、再度の値上げを決定した。