アジア石化市況 エチレン6週連騰で720ドル/t

2020年6月23日

 ベンゼンは再び反発、スチレンモノマー一段高に

 アジア地域の6月第1週の石化市況では、エチレンは、下値、上値とも20ドル高の720~740ドル/tでの取引となった。4月第4週を底に反転し始め連騰しており、わずか6週間で400ドル上昇したことになる。中国の経済活動活発化に伴い、エチレン需要が増加したことに加え、原油に連動しナフサ価格が上昇基調となったことが背景にある。

 スプレッドは

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宇部興産 CPLの6月契約価格は前月比110ドル高

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2020年6月19日

 中国経済が活発化、原料価格上昇も押し上げ要因

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、6月(上旬決め)の韓国・台湾大手向け契約価格を前月比110ドル高の1090ドル/tで決着した。2カ月連続の上昇となり、3月以来、3カ月ぶりに1000ドル/t台を回復している。

 また、スプレッドも、

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アジア石化市況 エチレン3カ月ぶり700ドル台

2020年6月16日

ベンゼン4週ぶりに反落、SMは上昇傾向を継続

 アジア地域の5月第4週の石化市況では、エチレンは、下値50ドル高、上値40ドル高の700~720ドル/tでの取引となった。700ドル台を記録したのは2月第3週以来、約3カ月ぶりとなる。

 中国の経済活動が活発化してきていることに加え、アジア各国でもロックダウンが解除されつつある。市場ではエチレン在庫を積み上げる動きも見られており、価格が押し上げられている状況だ。スプレッドも

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