アジア石化市況 エチレン続落で840ドルに

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2018年12月25日

 アジア地域の石化市況では、エチレンが2週連続で下落し、12月第1週は840~900ドル/tでの取引となった。前週から下値で60ドル安、上値で100ドル安と、下値は2016年2月以来となる800ドル台となった。

 米中貿易摩擦による中国の経済減速に加え、世界景気も不安視されており、需要家の購買意欲が萎んでいる状況だ。ナフサとのスプレッドも

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宇部興産 カプロラクタムの12月価格は前月比240ドル安

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2018年12月19日

 宇部興産は、ナイロン原料であるカプロラクタム(CPL)について、12月の韓国・台湾大手向け契約価格を1910ドル/tで決着。11月の価格(2150ドル/t)に比べ、12月は240ドル安の大幅な下落となった。

 前月から先安観で下落していたが、原油・ナフサ価格が低水準で推移していることに加え、米中貿易摩擦の深刻化により需要家の購買意欲が失せており、底打ちが見えない状況だ。

 ただスプレッドは、

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東亞合成 来年1月出荷分からカセイカリ製品の値上げを実施

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2018年12月19日

 東亞合成は18日、カセイカリ製品を来年1月1日出荷分から値上げすることを決定し、需要家との交渉に入ると発表した。

 対象製品は、「カセイカリ」「スーパーカリ」の液体品とフレーク。改定幅は、液体品が25円/kg(固形換算)以上、フレークが25円/kg(有姿)以上。

 同製品の国内需要は安定的に推移し、今後とも堅調に推移すると見込まれている。一方、主原料である塩化カリの価格は値上がり基調にあり、また電力費や物流費の上昇、生産設備の維持更新に伴う固定費負担の増加などが利益を圧迫している。

 同社は、省力化・合理化などのコスト削減を継続しているが、自助努力にも限界があるとし、今回、同製品の安定供給の継続には価格是正が必要と判断した。

アジア石化市況 エチレンは再び1000ドル割れ

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2018年12月18日

 アジア地域の石化市況では、3週連続上昇傾向にあったエチレンが一転急落し、11月第5週は900~1000ドル/tでの取引となった。前週から下値で120ドル安、上値で54ドル安と、下値は2週ぶりに1000ドルを割り込んでいる。

 ナフサが一段安になったことに加え、米中貿易摩擦の深刻化が意識され需要家が様子見となった模様だ。ナフサとのスプレッドも、

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