アジア地域の石化市況では、エチレンが7週ぶりに反転し、11月第2週は920∼950ドル/tでの取引となった。前週まで下落基調を継続していたが、前週から下値で70ドル高とようやく持ち直しつつある。
ナフサとのスプレッドも前週から128ドル改善し354ドルと、2週ぶりに300ドル台に回復している。これまで、中国経済の減速や原油価格急落などにより先安観から買い控えていた需要家が、ここにきてスプレッドが縮小したことによる割安感で調達し始めた模様だ。
プロピレンはほぼ前週並みの、1015∼1085ドル/t。ブタジエンは