JXTGエネルギー 2月のベンゼンACPは570ドルで決着

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2019年2月5日

 JXTGエネルギーはこのほど、2月分のベンゼンACP(アジア契約価格)を570ドル/tで決着したと発表した。

 1月のアジア域内ベンゼン市況は、原油価格の反転を受け上昇した。こうした市場環境を反映し、2月の契約価格は前月比35ドル/t高で決着した。なお、国内価格換算想定値はキロ67.2円/kg。

クレハ フッ化ビニリデン樹脂を3月から10%値上げ

2019年2月5日

 クレハは4日、同社が製造・販売するフッ化ビニリデン樹脂「KFポリマー」を、3月1日出荷分から値上げすると発表した。値上げ幅は現行販売価格に対し10%増。

 フッ化ビニリデン樹脂は、フッ素樹脂としての優れた性質と、汎用樹脂並みの成型加工性を持つバランスのとれたエンジニアリング・プラスチック。リチウムイオン二次電池(LIB)用バインダーや水処理膜、釣糸、プラント用パイプ・バルブなど、さまざまな分野で使われている。

 クレハのKFポリマーは、LIB用バインダー向けの販売が伸長している一方で、原材料費や物流費の上昇による収益への影響が顕在化してきている。

 こうしたことから、自助努力のみではコスト上昇分の吸収が困難な状況になっており、今後も安定的な製品供給を継続していくため、同社では販売価格を改定することになった。

アジア石化市況 エチレンは弱含みで840ドル

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2019年2月5日

 アジア地域の石化市況では、エチレンは前週に引き続き弱含みとなり、1月第2週は840~880ドル/tでの取引となった。原油価格に連動し年明けのナフサ価格は上昇したが、エチレン需要に力強さが見られず、前週との比較で下値は10ドル安、上値は10ドル高とほぼ横ばいとなった。

 需要家はリスクヘッジのため在庫を持たなくなっており、中国・旧正月を前に様子見の状況が続いている。ナフサとのスプレッドは

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塩ビ樹脂 2月のインド向け輸出価格は20ドル高

2019年2月4日

 塩ビ樹脂(PVC)の2月分のアジア輸出価格は、インド向けがCFR960ドル/t、中国・その他向けは910ドル/tと、それぞれ前月から20ドル高となり、3カ月連続の上昇で決着した。

 台湾大手メーカーも、

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財務省 第4四半期の国産ナフサは5期連続で上昇

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2019年1月31日

 財務省が30日に発表した貿易統計によると、昨年第4四半期(10-12月期)の国産ナフサ価格は5万4200円/klとなり、5四半期連続で上昇した。

 昨年8月下旬以降、原油価格の上昇基調に連動しスポットナフサ市況も騰勢を強め、10月3日に742.125ドル/tと昨年最高値を記録。その後は下落基調となったものの、

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