ENEOSなど3社 SSを拠点にペットボトル再生実証

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2023年4月7日

 ENEOSはこのほど、サントリー食品インターナショナル、協栄産業と協働し、神奈川県川崎市内6ヵ所にあるENEOSのサービスステーション(SS)を拠点に、使用済みペットボトルの回収・再資源化の実証を開始すると発表した。実証期間は4月1日から1年間。また同実証に際し、同市が進めるプラスチック循環に関わる官民連携プロジェクト「かわさきプラスチック循環プロジェクト」に参画した。

使用済みペットボトルの水平リサイクルチェーン

 ENEOSは、ペットボトル原料と

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三井化学 PPGなどポリウレタン原料値上げ、6月から

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2023年4月7日

 三井化学は6日、ポリウレタン原料のポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)類を6月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅はいずれも「12円/kg以上」。対象製品の原料や用役費の高騰に対応し、採算是正を図る。

 同社は、あらゆるコストダウンに取り組んできたが、コスト高騰はもはや自助努力で吸収できる水準を超えていることから、今後も品質維持と安定供給を継続していくため、価格改定を決めた。

三菱ケミカルG 酸化エチレンと同誘導品を5月から値上げ

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2023年4月6日

 三菱ケミカルグループは5日、酸化エチレンおよび同誘導品について、5月1日納入分から値上げすることを決定し、取引先との交渉を開始すると発表した。対象製品と改定幅は、酸化エチレンが「35円/kg以上」、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールが「45円/kg以上」。

  当該製品に関わる、原燃料価格の上昇に伴うユーティリティコスト、物流費、原料であるエチレンのコストが上昇。加えて、製造設備の修繕費などの固定費も増加している。市場環境が大きく変化する中、同社は、合理化に注力しているものの、これらのコストを自助努力のみで吸収することは困難なことから、今後も安定供給を継続するために、値上げせざるを得ないと判断した。

アジア石化市況 エチレン強含みで975ドル

2023年4月4日

トルエン・キシレンは反発、SMは3週ぶり上昇

 アジア地域の2月第4週の石化市況では、エチレンは前週比50ドル高の975ドル/tで取引された。これで4週連続の上昇となり、2月だけで115ドルも値を戻している。

 アジア地域では

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東レ 合繊糸・綿・不織布を再値上げ、コスト上昇を転嫁

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2023年4月3日

 東レはこのほど、合繊糸・綿・不織布について、4月出荷分から値上げする、と発表した。

 対象製品は、ナイロン6糸(長繊維)・綿(短繊維)、ナイロン66糸(長繊維)・綿(短繊維)、ナイロンBCF糸(長繊維)、ポリエステル糸(長繊維)・綿(短繊維)、アクリル綿(短繊維)およびポリエステル長繊維不織布で、改定幅は「現行価格から30~50円/kg」。

 合繊用粗原料の急激な価格上昇は、円安により引き続き高い水準にとどまる。また、世界的に燃料エネルギー価格の高騰が継続。副資材の価格や運輸費も含めた各合繊素材の製造、物流コストが高止まり、今春から電気・ガスの値上げも計画され、コストアップが見込まれる。さらに、委託先の加工コストも大幅に上昇しており、サプライチェーンを維持するためには価格転嫁が避けられない状況にある。

 こうした中、同社は、徹底的なコスト削減と効率化による自助努力を続けてきたものの、各種コストの上昇は吸収できる範囲を超えていることから、安定品質での商品供給や国内生産基盤の維持のために、粗原料ベースの価格フォーミュラを結ぶ顧客へのエネルギーコストの転嫁や、過去の未転嫁部分の遡及改定を含めた値上げの実施を決定した。なお、2021年12月以降、これで五回目の値上げとなる。