クラレグループのクラレノリタケデンタルはこのほど、歯科切削加工用セラミックス「カタナ ジルコニアONE」を発売した。

同製品は、高い透光性と
2023年4月28日
2022年7月8日
2022年6月3日
2021年11月17日
クラレノリタケデンタルは16日、保険適用の歯科充填用コンポジットレジン(CR)「クリアフィル マジェスティ ESフロー」のユニバーサルシェードに、新たに2種類の流動性バリエーション「High(高流動型)」と「Super Low(超低流動型)」を追加し、11月22日に発売すると発表した。
歯科充填用CRは、歯科治療時の充填修復処置などに使用され、日常臨床に欠かせない修復手段の1つとなっている。近年では、1ステップ型の歯科用接着材やフロアブルレジンを使った治療により、機能的・審美的な患者満足度に加えて、効率的な修復治療が行える歯科材料の普及が進んでいる。
同社では、扱いやすい操作性、簡便な研磨性と優れた滑沢耐久性に加え、臼歯部にも耐え得る機械的な強度をもったフロアブルレジン「クリアフィル マジェスティ ESフロー」を2014年から発売。今年4月には、同製品Universalの「Low(低流動型)」を先行上市した。歯科治療現場の要望に応え、今回新たに「High(高流動型)」と「Super Low(超低流動型)」を開発。3種類の流動性を揃えたことにより、術者の好みや症例などに応じたより幅広い選択が可能となった。
2021年8月31日
クラレノリタケデンタルは、歯科切削加工用セラミックス「ノリタケ カタナ ジルコニア」のラインアップに、独自の積層技術により、優れた強度と透光性を1枚のディスクの中で融合させた「YML」を追加し、今月21日から新発売している。
「YML」は、強度を必要とするロングスパンブリッジから、透光性を必要とする前歯部クラウンまで、幅広い用途を1枚のディスクで対応できる。
同社は、ジルコニア粉体からディスクまでを一貫製造できる歯科材料メーカー。歯科臨床で求められる様々な特性を付与したマルチレイヤードジルコニアを独自技術により開発し、市場に提案し続けている。
歯科臨床では、「高強度が求められる多数歯症例」「透光性(審美性)が求められる前歯部症例」など、症例により要求される材料特性が異なる。そのため、歯科医師や歯科技工士は、症例ごとに適切な材料を選択する必要があり、「強度と透光性を兼ね備えた汎用性に優れる材料」が求められていた。
「YML」では、各層に適切な強度、透光性を付与し、「ノリタケ カタナ ジルコニア」マルチレイヤーシリーズ各製品の特性を融合することで、幅広い症例に対応できる新シリーズとなっている。
2020年1月7日
クラレノリタケデンタルは6日、より効率的に高精度、高審美なジルコニア修復物の製作を可能にするミリングマシン、スキャナー、歯科用陶材、ジルコニア材料を、今月21日に歯科技工所向けに新発売すると発表した(スキャナーは昨年12月に発売)。
近年、クラウンなどを使った補てつ治療では、CAD/CAM装置の普及により脱金属化が拡大する中、より天然歯に近い審美性や強度を持つセラミック修復に対するニーズが高まっている。同社は、ジルコニア材料の開発、関連機器やソフトウェアの拡充を進めることで、高品質なセラミック修復物の製作を行う歯科技工所のニーズに応える。
今回発表したのは、「歯科用ミリングマシン MD‐500」「カタナデンタルスキャナー E4」「セラビアンZR 新シェード」「ノリタケカタナジルコニア」の4製品。なお、発売に先立ち、パシフィコ横浜で開催される「第48回横浜デンタルショー」(12~13日)で商品展示、デモンストレーションを行う予定。
2019年7月16日
2019年5月17日
2019年2月18日
クラレノリタケデンタルは15日、プライマー処理なしでさまざまな補綴(ほてつ)装置(被せ物)と支台歯に高接着するレジンセメント「SAルーティングMulti」を発売すると発表した。歯科医療器材の総合商社・モリタ(大阪府吹田市)を通じて、今月21日から歯科医師向けに販売する。
プライマーとは、補綴装置をセメントで接着させる前に塗布する前処理材のこと。このプライマー処理を必要としないのが、同新製品の最大の特長で、歯科医師の作業効率向上が図れる。リン酸エステル系モノマー「MPD」と、クラレ独自の長鎖シランカップリング剤「LCSi」をペースト中に配合することで可能になった。補綴装置の接着時、歯の周囲にはみ出した半硬化した余剰セメントを容易に除去できる特性は、2011年発売の「SAルーティングプラス」から踏襲。セメント除去のタイミングは、光照射からから2~5秒後か、2~4分の化学硬化後のどちらかを選べる。
また、シリンジからペーストを押し出す際に、自動で混ぜ合わせて採取するオートミックスと、術者が練り合わせるハンドミックスの2タイプのシリンジが使い分け可能。オートミックスは歯科治療をスピーディーに行え、ハンドミックスは症例ごとに適したペーストの量を調節できる。
近年の歯科治療では、金属に加え、ジルコニア・コンポジットレジン・陶材・シリカ系ガラスセラミックスなど、さまざまな材質の補綴装置が使用されている。特にコンポジットレジン(CAD/CAMレジン冠)は保険適用の範囲が広がっており、今後も使用拡大が予想される。同新製品は、コンポジットレジン材にもプライマー処理なしに使用できる利便性があり、同社は拡販を見込んでいる。