クラレ オンライン展示会、自動車業界へ独自素材を提案

,

2020年5月22日

 クラレはこのほど、自動車業界にフォーカスした「クラレオンライン展示会」を企画、開催すると発表した。オンデマンド動画などを使い、自動車業界へ様々なクラレグループの素材でソリューションを提案する。なお、開催日時は5月20日~6月30日までで、入場料は無料だ。

クラレオンライン展示会

 展示会は、企業にとって製品の認知度向上や情報収集、商談などの貴重な機会だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による延期や中止が相次ぎ、同社も予定していた展示会への出展ができない状況となっている。

 こうした中、クラレグループの素材を紹介する機会として「クラレオンライン展示会」を企画、開催することとした。展示製品では、樹脂部品の小型化 ・金属部品の樹脂化に伴い使用される耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」、窓ガラスやサンルーフの軽量化に貢献するPMMA/PC複層板「パラマイティー」、操縦安定性(タイヤ)の改善に対応する液状ゴム「クラプレン」など独自の素材を通して「環境・安全・快適」の観点から次世代のソリューションを提案する。

 

住友化学、クラレ、旭化成建材の3社 日化協技術賞を受賞

, , , ,

2020年5月21日

 日本化学工業協会はこのほど、優れた化学技術の開発や工業化によって化学産業ならびに経済社会の発展に寄与した事業者を表彰する「日化協技術賞」を発表。

 総合賞に住友化学の「低環境負荷・併産品フリーのクメン法プロピレンオキサイド(PO)製造プロセスの開発と工業化」、技術特別賞にクラレの「プラスチックシンチレーションファイバ(PSF)の開発と工業化」、環境技術賞に旭化成建材の「高性能発泡プラスチック断熱材「ネオマフォーム」「ネオマゼウス」の開発」を選定した。

 住友化学のPO製造技術は、クメンを循環利用し、副生物が実質的に水のみでPOだけを生産する世界で初めて工業化されたクメン法PO単産プロセス。独自開発のエポキシ化触媒と組み合わせることで、非常に高いPO収率と分離精製の省エネ化を達成し、優れた運転安定性を実現できるという特長が評価され、受賞に至った。

 クラレのPSFは、独自製法で開発したプラスチック製光ファイバー。コア(内側)は蛍光剤入りのポリスチレン樹脂、クラッド(外側)はメタクリル系樹脂の多重構造で、放射線が当たると発光する性質を持つ。高い発光量、透明性、優れた線径精度は世界中の研究者に認められ、放射線検出用素材のデファクトスタンダードとなっている。今回、PSFの技術開発と製品性能、世界的な研究機関への安定供給実績、民生用途への拡大などが評価された。

 旭化成建材の高性能発泡プラスチック断熱材は、フロン系ガス不使用や断熱性を長時間維持するといった課題を克服した製品。旭化成建材は、フェノール樹脂組成の抜本見直しを行い、フェノール樹脂発泡体の脆さ改善と強度の大幅向上を達成。さらに独自の発泡ガス組成や添加剤などの最適化により、革新的なフェノールフォーム発泡成形技術の開発に成功した。断熱材の開発が、環境負荷低減に顕著な効果を持ち、わが国の化学技術の進歩と産業の発展に大きく寄与するものとして評価された。

 

クラレの1-3月期 コロナウイルスの影響で減収減益

,

2020年5月15日

 クラレは14日、2020年度第1四半期(1―3月)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比3%減の1369億円、営業利益は18%減の120億円、経常利益は12%減の113億円、純利益は10%増の67億円となった。

 セグメント別に見ると、ビニルアセテートセグメントは減収減益。ポバール樹脂は、世界的な需要低迷により数量減。光学用PVAフィルムは、液晶パネルの在庫調整の影響で前年並み。PVBフィルムは自動車向けが低調に推移した。一方、水溶性PVAフィルムは個包装洗剤用途で販売が拡大した。エバールは、食品包材用途の販売量は増加したが、ガソリンタンク用途は自動車生産減少の影響で低調に推移した。

 イソプレンセグメントは減収減益。イソプレン関連は、ファインケミカルで中国向けを中心に出荷が減少。熱可塑性エラストマー「セプトン」は、米国需要は堅調であったが、アジアの販売は苦戦した。耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、電気・電子デバイス用途の中国での先取り需要で販売量が増加。車載用コネクタ向けの新規採用も順調に進んだ。

 機能材料セグメントは増収増益。メタクリルは、樹脂・シートの販売量は増加したが、市況悪化の影響を受けた。メディカルは、歯科材料の輸出を中心に先取り需要があり堅調に推移したが、欧米を中心に歯科医の休業のため需要減速が懸念される。カルゴン・カーボンは、北米では飲料水用途を中心に堅調であったが、欧州は低調。炭素材料は高付加価値品が伸長した。

 繊維セグメントは減収減益。人工皮革「クラリーノ」は、アジアと欧州での需要低迷で販売が減少。繊維資材は、セメント補強用のビニロンが低調、ゴム資材向けも自動車減産が影響した。一方、「ベクトラン」は堅調。生活資材は、「クラフレックス」がマスク用途で増販したが、コスメティック用途と自動車用途で需要が減少した。

 トレーディングセグメントは減収増益。繊維関連事業は、スポーツ衣料用途が順調だったものの、樹脂・化成品関連事業は、国内と中国向け販売が苦戦。その他事業は、国内関連会社の販売が低調で減収減益だった。

 なお同日、業績予想の修正を発表。上期(1―6月)の連結業績予想を売上高2600億円(前回予想比300億円減)、営業利益150億円(同130億円減)に下方修正している。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による経済活動の制限により、第2四半期以降さらなる需要減退が避けられず、それに伴う生産調整などを見込んだ。通期連結業績ついては、合理的な算定が困難なため未定としている。

 

クラレ 新型コロナに対応 伊藤社長がメッセージを発信

, ,

2020年5月11日

伊藤 正明社長

 クラレは8日、伊藤正明社長がクラレグループの新型コロナウイルスに関する取り組みについてメッセージを発表した。

 同社グループは「社員やその家族などすべてのステークホルダーの安全と健康を最優先する」という基本方針の下、海外出張の禁止、国内出張の制限、原則在宅勤務(工場は事業継続を前提とした人員体制で運営)などの対応を進めてきた。

 伊藤社長は「社会に必要とされる製品を供給し、サプライチェーンを支えていくことは、グループ全体に課せられた重要な役割であり、BCPに基づき感染防止策を徹底した上で生産活動を継続している。今後も、社員やその家族などすべてのステークホルダーの安全、および健康に最大の配慮をしつつ、『社会に有用な価値を提供する』という私たちの理念をいま一度心に刻み、お客様や取引先様の事業への影響を最小限にする努力をしていく」との考えを示している。

クラレ 新小学1年生の「将来就きたい職業」調査を実施

, ,

2020年4月14日

 クラレはこのほど、この春に小学校に入学する子どもとその親を対象に「将来就きたい職業」「就かせたい職業」のアンケート調査を実施した。

 子どもが将来就きたい職業の1位は男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」で、ともに調査開始以来22年連続トップ。

 男の子の「スポーツ選手」の内訳は、サッカー、野球に続き、ラグビーが人気を集めたものの、その比率は2007年をピークに減少傾向にある。一方、2012年から9年連続2位となった「警察官」は15%とポイントを上げ、1位との差を詰めた。「ユーチューバー」は初のトップテン入り。「宇宙関係」(宇宙飛行士など)も過去最高の11位となった。

 女の子については「ケーキ屋・パン屋」が26%で、2位以下を大きく引き離してトップ。内訳は、ケーキ屋とパティシエが約8割を占めた。2位にはアイドル人気を背景に「芸能人・歌手・モデル」が入り、「看護師」「保育士」など、子どもたちにとって身近な職業が比率を伸ばした。

 調査は「クラリーノ」製ランドセルの購入者を対象に実施。昨年7月から12月のインターネット回答分から有効回答を抽出した。有効回答は子ども4000人(男女各2千人)とその親4000人。調査回数は、子どもが1999年から通算22回、親は1992年から通算29回目となる。

 

【化学企業 入社式訓示④】クラレ 伊藤正明社長

, ,

2020年4月7日

 入社おめでとう。希望に燃えて入社した皆さんを、クラレグループに迎えることができて、本当に嬉しく思う。皆さんには、それぞれが置かれた立場、配属された部署で自分自身の成長を目指してほしい。それぞれに与えられる職務、仕事内容は違うことから、同期同士で同じレベルや低い目線のところで競争するのではなく、互いの異なる部署での経験を生かし、協力し合って高いレベルの成長を目指してもらいたい。

 話は変わるが、皆さんは何のために働こうと考えているか? 我々は幸せになるために、幸せな生活、幸せな人生を送るために、クラレグループで働いているのだと私は考えている。間違っても会社のために働いている、などとは思わないでほしい。時間は、すべての人に等しく与えられた大事な資源だ。一人ひとりが、限られた時間を大事に使って、価値の創造と自己の成長を目指しながら、「働き甲斐」「生き甲斐」を実感できるように頑張ってほしい。

 また、これから仕事に取り組む際の心構えだが、「よく聞く」「小さな仕事を大切に」「仕事に取り掛かる前から、できないと言わない」「失敗を隠すな。失敗から逃げるな」、この4点を肝に銘じて実践してもらいたい。

 もう1つ話をしておく。健康管理をしっかりやりながら事業所での実習の間、大きく眼を見開いて色々なことを見てほしい。クラレグループは、「安全はすべての礎」という言葉を行動原則として掲げ、従業員の皆さんが安心して操作できる設備や機械を設置し、さらに安全に作業ができるよう改善活動や投資を行っている。そして、クラレグループの全社員が安心して働ける明るい職場環境の整備と制度の充実に取り組んでいる。

 またクラレグループは、その生産活動によって近隣住民の皆様の生活環境に影響を及ぼすことが無いよう、安全で安定した生産活動を追求し、排出物や騒音の低減などの環境保全活動を推進している。これらの活動も含めて、メーカーの根本である生産活動を担っている事業所で、先輩社員の苦労を身近に感じて実習することは大変有意義だ。

 この実習を通して、自分の眼で見ることと自分の頭でよく考えること、そして行き詰まったら素直に教えを乞う姿勢を身につけて、1日も早く立派なクラレパーソンとして自立できるよう頑張ってほしい。

クラレ 米国火災事故を教訓、安全対策を強化

, ,

2020年3月25日

伊藤社長「安全のための設備投資は着実に実施」

 クラレは、先日開催された決算説明会において、米国エバール工場火災に伴う訴訟や今後の安全対策について説明を行った。

 事故は、2018年5月に安全弁から漏れたエチレンガスが引火し発生。その後、当局の調査が行われ、安全設備の改造を実施した。同年9月には主要生産ラインが稼働を開始し、11月末に事故発生ラインが復旧したことで生産体制は正常化している。

 設備復旧と安全対策費用としては、補修や安全対策、また他のプラントへの横展開も含め約4億円程度だった一方、訴訟については、当時現場で働いていた外部委託業者160名が原告として提訴。2019年10月には一部原告と和解し、和解費用100億円を含む特別損失140億円を計上、さらに11月には140名超に対し訴訟引当金340億円の特別損失を追加計上した。今年1月には一部原告と和解(約289億円)が成立したが、残りの原告とは和解交渉が継続している。

 再発防止に向けた取り組みについて伊藤正明社長は、「特に海外プラントにおいて、

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

クラレ 人事(16日)

2020年2月17日

[クラレ・人事](16日)▽ビニルアセテート樹脂カンパニーポバール樹脂事業部グローバルオペレーショングループ主管谷本智史▽イソプレンカンパニーイソプレンケミカル事業部化学品販売部長松田英樹▽同事業部品質・開発統括部長清水和哉。

クラレの1-12月期 米社の火災事故訴訟費用で純損失

, , ,

2020年2月14日

 クラレは13日、2019年12月期の連結業績を発表した。売上高は前年比5%減の5758億円、営業利益18%減の542億円、経常利益21%減の483億円、純損失20億円(前期比355億円悪化)となった。

 伊藤正明社長は「世界的な景気減速の影響を受け、多くの事業で

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について