ヘンケル 低温塗工ホットメルト接着剤、国内で本格展開

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2020年9月24日

 ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンはこのほど、低温塗工タイプの包装用ホットメルト接着剤「TECHNOMELT SUPRA COOL(テクノメルト・スープラ・クール)」シリーズの日本での本格展開を今月から開始すると発表した。

低温塗工タイプの包装用ホットメルト接着剤『TECHNOMELT SUPRA COOL』シリーズ
低温塗工タイプの包装用ホットメルト接着剤「TECHNOMELT SUPRA COOL」シリーズ

 同社コンシューマーグッズ事業部は、一部顧客を対象に昨年より「スープラ」シリーズの低温塗工グレードである同製品の販売を開始。「スープラ」シリーズの高い接着性や糸引きの低減などを維持しながらもノズル詰まりの原因となる熱安定性をさらに向上させ顧客評価も高いことから、段ボールケースやカートンの組み立て接着剤用途を中心に、本格的な販促活動を行っていく考えだ。

 同製品の特長は、一般的な製品の塗工温度が180℃であるのに対し、130~150℃の温度領域での使用が可能なこと。ホットメルト接着剤の高温加熱での時間経過による変色は、ノズル詰まりの原因である炭化物の発生に起因するが、「スープラ・クール」シリーズは低温塗工ができるため炭化物の発生が抑制される。また、塗工温度が低いため、火傷リスクが低減され、安全性、作業環境の改善に寄与。電力消費量を削減することから、エネルギー削減・CO2排出量削減につながり、サステナビリティにも貢献する。

 販路開拓に当たっては、コロナ禍で新規顧客との対面での対応が難しい側面もある。こうした中、同社では「スープラ・クール」シリーズのメリットを分かりやすく紹介した動画を作成。同社の話では、新規顧客や販売店のへの直接営業だけでなく「オンラインでの打ち合せや動画投稿サイトYouTubeの自社チャンネルを活用し、積極的にアピールしていく」とのこと。

 ヘンケルジャパンの中でも、特に同製品を扱うコンシューマーグッズ事業部は「よりサステナブルな製品・テクノロジーを顧客に案内していく」ことに注力する。「スープラ・クール」シリーズの環境貢献性やトータルコスト削減などの新機能を訴求し、国内で本格展開していく。

『TECHNOMELT SUPRA COOL』シリーズは、低温塗工によりノズル詰まりの原因である変色を伴う炭化物の発生を低減
「TECHNOMELT SUPRA COOL」シリーズは、低温塗工によりノズル詰まりの原因である変色を伴う炭化物の発生を低減

 

ヘンケルジャパン 瞬間接着剤の高精度塗布機を発売

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2020年3月24日

 ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンは、瞬間接着剤の塗布に最適な高精度塗布機「LOCTITE(ロックタイト)PU20ペリスタルテックディスペンサー」を発売した。

LOCTITE PU20 ペリスタルテックディスペンサー
LOCTITE PU20 ペリスタルテックディスペンサー

 従来品の「ロックタイト・ペリスタルテックポンプ」をリニューアルした新製品は、ロックタイト瞬間接着剤や嫌気性接着剤、UV硬化接着剤を高精度に塗布するディスペンサー。一定塗布や繰り返しの定量塗布が行えることから、作業者の熟練度に関わらず均一な塗布が可能になる。

 主な改良点は、塗布方法を最大30まで記憶できるようなり、作業効率を向上させたほか、操作パネルをスイッチにすることで汚れをふき取りやすくし、メンテナンス時間の短縮を図った。

 また、従来品に比べ低価格に設定した。髪ゴムの接着、アルミフランジとシリコーンゴムの接着、プラスチックねじの接着、嫌気性ねじゆるみ止め接着剤の小ねじへの塗布など、精度が求められるさまざまな接着作業に対応する。

作業者の熟練度に関わらず均一な塗布が可能
作業者の熟練度に関わらず均一な塗布が可能

 ほかにも、5000mPa・s以下の低粘度接着剤の連続塗布が行える、黒色チューブが付属するため光硬化性接着剤にも使用できる、外部接続コネクターを使いロボットと組み合わせて自動塗布も可能、など多くの特長を併せ持つ。エアーは不要。重量は3.5㎏(本体:2.2㎏)。

ヘンケル スズキ車が車室内ノイズを低減する新素材採用

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2020年2月19日

 ドイツの化学・消費財メーカーであるヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンは、オートモーティブOEM事業部が展開する画期的な高減衰フォーム「TEROSON HDF(テロソン・ハイダンピングフォーム)」が、スズキから発売された新型「ハスラー」に採用されたと発表した。同製品の軽自動車量産ラインへの採用は初めて。

 HDFは、車体構造体の伝搬振動を効果的に減衰させることで車室内のノイズ低減を実現する同社開発の新素材。こもり音・雨音・ロードノイズなどのノイズは、ルーフなどの構造体を振動させながら車室内に伝搬される。そのため、振動する構造体と静止している構造体の間に制振材を挟むことで、素材内部のせん断応力を熱エネルギーに変換し振動を抑えている。

 HDFはこの応力の熱エネルギーへの変換が非常に効率的であるため、一般的な制振材と比較して優れた振動減衰性能を発揮。また、自動車の通常の使用環境温度でその振動減衰性能を常に発揮できるという、他の制振材と異なる優れた特長を併せ持つ。

 今回、スズキの新型ハスラーの量産ラインでは、ルーフ制振材として採用された。車体溶接工程ではルーフ用ビームに自動塗布機により塗布され、車体塗装工程内の電着乾燥時の熱により硬化・発泡を伴い接着する。ルーフとビームの間で発泡接着したHDFの制振効果により車室内で発生するこもり音や雨音、ロードノイズなどを効果的に低減できる。

 通常、ルーフとルーフ内部のビームはマスチック接着剤で接着されるが、このマスチック接着剤にはルーフの振動を抑える効果はあるものの、必要に応じてアスファルトゴムなどの制振パッドの併用を伴う。HDFは従来のそれら2つの材料を併用した場合と同等以上の優れた制振性能を1つの材料で発揮する。

 HDFは生産ライン内での完全自動塗布が可能なため、工程の簡略化を実現するだけでなく、振動が伝搬しやすい薄引き鋼板や軽い金属への構造材の変更が可能となり、軽量化による燃費向上にも貢献する。

 さらに、特定周波数域に絞ったカスタマイズも可能であり、カスタマイズすることで特定の周波数帯を中心に振動減衰性を効率化できる。新型ハスラーでは、人が聴き取れる周波数帯20~1万5千Hzで最も効率的に振動を減衰させている。

ヘンケルジャパン 名古屋で最新テクノロジーを展示

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2019年10月29日

 ドイツの化学・消費財メーカー、ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンのジェネラルマニュファクチャリングメンテナンス事業部は、異業種交流の祭典「メッセナゴヤ2019」で、初出展の新製品を含む最新のテクノロジーを展示・デモンストレーションする。

ヘンケルジャパン 写真 嫌気性フランジシール剤『LOCTITE 518 PEN』 新製品の「LOCTITE(ロックタイト) 518 PEN」=写真=は、剛性を必要とするポンプやギアボックス、配管などの鋳造フランジ面(接合面)に塗布し、流体用・気体用設備の「漏れ」に対応する嫌気性フランジシール剤。使用感に着目した塗布用ローラー付きの新パッケージで、作業性を格段に向上させた。

 展示会では漏れ防止以外のソリューションも幅広く紹介。「ロックタイト」ねじゆるみ止め用接着剤、はめ合い用接着剤、金属配管シール剤、瞬間接着剤などを展示とともに、塗布装置を用いたデモンストレーションを随時開催する。

 また、会期中の7日には、「ロックタイトで漏れの課題を解決! 液状ガスケットの特長と利点」と題した出展社プレゼンテーションも行う予定だ。会場はポートメッセなごや、会期は11月6~9日。ブース番号は3D‐316(第3展示館)。

ヘンケルジャパン 「表面処理加工技術展2019」に出展

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2019年2月13日

 ドイツの化学・消費財メーカーであるヘンケルの日本法人ヘンケルジャパンは、大阪産業創造館で今月20日に開催される「表面処理加工技術展2019」に出展する。

 同技術展は、表面処理技術とコーティング技術に特化した専門商談会。防汚・帯電防止・撥水といった表面処理加工や、フッソ樹脂などの各種コーティング技術をもつ企業が集結する。

 同社のジェネラルインダストリー事業本部は、アルミやチタンなどの軽金属向けコーティング技術「エレクトロ・セラミック・コーティング(ECC)」を中心に展示を予定だ。

 ECCとは、ヘンケルが特許をもつプラズマ電解析出法で、軽金属に耐食性・耐熱性・耐摩耗性・塗膜密着性などの機能性を付与するコーティング技術のこと。アルミ/アルミ合金や、チタン/チタン合金素材の筐体・パーツなどが対象で、特に厳しい環境にさらされる船舶や自動車などの駆動系部品・建築関連資材・精密機械部品などに施される。

 なお、同技術展の開催時間は午前10時半~午後5時。同社ブースは大阪産業創造館の3階(ブース番号:13)で、ECCのほか、アルマイト関連製品やロックタイト製品を紹介する。