帝人フロンティア 「2020春夏スポーツウエア素材展」を開催

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2018年12月6日

 帝人フロンティアは2020春夏スポーツウエア向けに、「新世代スポーツウエア」コンセプトと、新製品の「デルタSLX」などを提案する。4、5日に東京都中央区のプラザマームで開催した「2020春夏スポーツウエア素材展」で紹介した。

「新世代スポーツウエア」の製品例
「新世代スポーツウエア」の製品例

新世代スポーツウエアのコンセプトは、東京オリンピックの開催が迫る中で、スポーツ機能やスポーツテイストを生活全体に取り込んだスポーツライフスタイルウエアが求められているとの認識を基に提案。展示会では多様な快適素材を使った、スポーツでも、アスレジャーとしても使えるウエアの製品例を披露した。

 その一つ、高通気フィールドジャケットとパンツは、高通気素材の「エアインプレッション」を使用。ジャケットは高通気を保ちながら撥水性をもち、春夏の活動的なシーンを快適に過ごすことができる。パンツは高通気で衣服内コンディションを高め、快適運動と新しいシルエットを可能にした。

 また、新快適トラックジャケットとマルチフィールドパンツは、ポストジャージをコンセプトに開発。物性・機能・品位を高次元で融合させた「デルタ」を使い、リラックス感と表情豊かな外観、レトロなデザインにフレッシュな素材を加え、スポーツミックスの着こなしを可能にした。

 一方、素材の中で特に注力していたのが「デルタSLX」である。高バランス素材の「デルタ」とPTT繊維「ソロテックス」を糸の段階で融合させ、理想的な着圧感と高密度でナチュラルな質感を実現した。「デルタ」のソフトな伸びと「ソロテックス」の優れた復元性を複合することで、独自のストレッチ性も生み出した。さらに、吸汗速乾性、撥水性、強度・形態安定性、UVカット性・防透性なども兼ね備えている。

 同社ではこの新素材を、スポーツをはじめ、ファッション、学生服・ユニフォームなどの機能性衣料などへと幅広く用途展開する方針だ。展示会では、このほかに「涼感」「汗対応」「防水・防風」「ストレッチ」の快適四テーマに沿った素材など、スポーツの新しい流れをとらえた多様な素材を紹介していた。

帝人フロンティア 子会社がインテリア分野でライセンス契約締結

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2018年12月5日

 帝人は4日、帝人フロンティア子会社のテクセットが、チェコのラブミー社と「LAVMI(ラブミー)」ブランドの日本国内での包括的なライセンス契約を締結したと発表した。テクセットはリビング・インテリア商品の企画・販売を行っている。ラブミー社は壁紙・インテリア雑貨の企画・販売メーカー。

「LAVMI」のデザイン例
「LAVMI」のデザイン例

 テクセットはライセンス契約を受け、「ラブミー」を同社のインテリアブランドである「IN‐FA‐LA(インファラ)」のサブブランドと位置付け、カーテン、寝装品、ラグマット、クッションカバーなどに使用し、インテリア分野でトータルコーディネート提案を強化する。

 ラブミー社はシンプルでパワフルなグラフィックデザインと、洗練された色彩が特徴。チェコの首都プラハでの店舗展開を中心に、欧州をはじめとする世界20カ国以上でビジネスを行っている。

 また、デザイナーであるバベーダ・オンドローバ氏の独創的なデザインと、洗練された色彩の組み合わせは、チェコの代表的なデザインを集めた 「チェコデザインアイコン百選」として紹介されている。1997年にはスロバキア文化大臣グラフィックデザイン賞を受賞した。

デザイナーのバベーダ・オンドローバ氏
デザイナーのバベーダ・オンドローバ氏

 「ラブミー」ブランドの商品は、6日から国内の大手ライフスタイルショップで販売を開始し、その後、ECサイト(https://www.rakuten.co.jp/texet/)でも販売する。「ラブミー」ブランドの販売目標は初年度に5000万円、3年後に1億円の売上を目指す。

 

帝人フロンティア 20春夏向けに着用快適性を追求した新素材を開発

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2018年11月30日

 帝人フロンティアは29日、新素材「デルタSLX」を開発したと発表した。独自のストレッチ性能による理想的な着圧感、天然素材のような新しい風合いと外観を兼ね備え、着用快適性を追求した。

 2020年春夏向けスポーツウェア用の重点プロモーション素材と位置付け、今後、スポーツ向けを中心として幅広い用途に展開し、積極的に拡販を図る。

 新製品は既存の高バランス素材「デルタ」の特殊マイクロクリンプの技術と、「ソロテックス」のコイル状にクリンプさせるコンジュゲート技術を複合させることで、優れた着圧感と吸汗速乾性、軽量嵩高性を実現した。

 また、繊維のクリンプとランダムな配置を保つ編物・織物設計、染色加工技術を開発することにより、天然素材調の風合いと外観を持たせた。

 近年、スポーツウェア市場のトレンドが、アスリート向けの高機能アスレチックウェアから、アスレジャー志向のスポーツウェアヘと変化している。これに伴い、優れた機能性と、タウンウェアとしても着用できる、天然素材調のナチュラルな質感を兼ね備えた商品に対するニーズが高まっている。

 この市場変化に対し、同社ではこれまで「デルタ」シリーズをはじめとする、緻密で均一なクリンプのある生地で機能性や風合いを追求してきた。しかし、それでは天然素材調の質感を得ることができず、市場ニーズに応えることができていなかった。

 そこで、同社は異なるクリンプをもつ2種類の繊維をランダムに配置した、新しい構造の加工糸を開発。ソフトで密度感のある織編物構造とすることで、理想的な着圧感、天然素材のような風合いと外観を両立させることができた。

 今後はスポーツ用途をはじめ、ファッション用途、学生服・ユニフォームなどの機能性衣料用途などへと幅広く用途展開し、積極的に拡販。初年度(2019年度)に10万m、2020年度に50万m、2021年度には100万mの販売を目指す。

帝人フロンティア ドイツの展示会にスポーツ機能素材を出展

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2018年11月26日

 帝人フロンティアは、ドイツ・ミュンヘンのミュンヘン見本市会場で28∼29日に開催される、スポーツ機能素材を中心とした素材展示会「Performance Days」に出展する。

 9回目の出展となる今回は、「デルタ」シリーズを中心に、スポーツウェアに必要な高い機能性と、日常の着用快適性や風合いのよさ、ファッション性を兼ね備えたハイブリッド素材を提案する。主なプロモート素材は、「デルタ」「デルタフリーモ」「フリーモPRO」「オクタ」、地球環境にも配慮した「ソロテックス」や非フッ素撥水加工素材など。

 主力素材のデルタは、物性・機能・品位の高次元融合を実現した素材。緻密でフラットな特殊構造により防風性を高め、生地表面の糸の引っかかりや引きつれを防ぐ。ソフトな風合いと高耐久性、ストレッチ性、UVカット、防透性などの多くの機能性を兼ね備えている。

 また、同シリーズとして開発されたデルタフリーモは、今までにない新しい質感のスウェット素材。特殊四層編地構造により、肉厚でありながら軽量嵩高(かさだか)性とソフトな風合いを備える。

 フリーモPROは、生地表面に優れた撥水機能、裏面に吸水機能を併せもつ次世代快適スウエット素材。「デルタフリーモ」をベースに、撥水加工を施した従来商品の課題であった汗による不快感を解消し、軽い雨や泥はねなどを弾き、汗じみを目立たせない機能を付与した。

帝人フロンティア 来年の秋冬向け総合展示会を開催

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2018年11月15日

 帝人フロンティアは14、15日の2日間、東京・北青山のTEPIA(テピア)で、来年の秋冬シーズン向け総合展示会「Spirit of FRONTIER General Exhibition 13th For 2019 Autumn & Winter」を開催している。

V-Lapを使用した寝具類
「V-Lap」を使用した寝具類

 今回はファッションからインテリア、ライフスタイルまで幅広い素材と製品を紹介。2フロアを使い、ファッション・フロアとライフスタイル・フロアに分け、それぞれ繊維関連製品と資材関連製品を主体に展示した。

 このうち、ライフスタイル・フロアでは、繊維の並びが縦方向の不織布「V-Lap」を活用した製品群が目に付いた。「軽量敷き布団プレミアムクリーン」は、軽量敷き布団に清潔性をプラスした製品。優れたクッション性・軽量・通気性に、防ダニ・抗菌・防臭などの機能を付与した。昨年、参考出品したところ、好評だったため上市した。

 「あったか軽量掛け布団BURNER」は、これまで敷き布団のみだったV-Lapを、掛け布団に展開したもの。2層のポリエステル製V-Lapと、一層の吸湿発熱素材「サンバーナー」製V-Lapの3層構造により、羽毛に比べ軽量で柔らかく、暖かな掛け布団となっている。羽毛と異なり洗える上、価格も羽毛の数分の1となっている。

Cube Mattress
Cube Mattress

 また、参考出品の「Cube Mattress」は、V-Lapを使用したコンパクトに畳めるマット。配送が容易であることに加え、来客用あるいはキャンプでの利用、災害対策用など幅広い用途が考えられる

 。V-Lap以外では、高吸湿素材「ベルオアシス除湿マット」に様々な機能を付加した開発品、熱中症対策や医療現場で使用される、冷却素材の開発品などを提案している。

 その他、今夏に買収した、自動車向け内装材メーカーであるドイツのジーグラー社の製品、オフィスの環境・防災対策など紹介するコーナーも設けた。

 一方、ファッション・フロアでは、「ソロテックス」を中心に多様な素材を展示。着用する化粧品「ラフィナン」については、消費者からの要望が多かった、妊婦用と男性用の開発品を展示し、来場者に評価してもらっている。

 

帝人フロンティア 形態回復性を兼ね備えた超異型捲縮繊維を開発

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2018年11月15日

 帝人フロンティアはこのほど、嵩高・軽量性と優れたストレッチ性、形態回復性を兼ね備えた超異型捲縮繊維「ソロテックス・オクタ」を開発した。

「ソロテックス・オクタ」短繊維
「ソロテックス・オクタ」短繊維

 近年、羽毛の代替として合繊綿(短繊維)に対するニーズが高まっており、嵩高・軽量性と圧縮した後の形態回復性に優れた合繊素材が求められている。

 一方、合繊糸(長繊維)に対しては、長年にわたり嵩高・軽量でストレッチ性に優れた素材が求められてきたが、中空などの異型断面形状により得られる嵩高・軽量性とストレッチ性とを両立させることは困難だった。

 こうした中、同社は、ストレッチ性や形態回復性、クッション性などの特性を有するプロモーション素材「ソロテックス」を、中空構造の8フィン型断面とし、さらに繊維に捲縮性を持たせることにより、嵩高・軽量性とより一層のストレッチ性、形態回復性を兼ね備えた超異型捲縮繊維ソロテックス・オクタの開発に成功した。

 ソロテックスが持つ特性に加え、①嵩高性と軽量性、ストレッチ性と形態回復性②短繊維でのストレッチ性、形態回復性、クッション性③テキスタイルでの吸汗速乾性、防透性、遮熱・断熱性、などの特性を持つ。

 今後、同社は、同製品を次世代高機能素材と位置付け、短繊維については羽毛代替用の中綿・構造体を中心に展開し、不織布や他の繊維と組み合わせた構造体などに向けた繊維材料として幅広く展開していく。

 一方、長繊維はスポーツ・ファッションなどの衣料用テキスタイルを中心に展開し、仮撚加工や混繊加工、精紡交撚といった他素材との複合加工などにより、衣料から資材までさまざまな分野での展開を図る。

 同社は、今年度からテスト販売を開始し、2022年度には短繊維で400t、長繊維はテキスタイルとして100万mの販売を目指す。

帝人フロンティア 「ラフィナン」新アイテム発売記念しメディアセミナー

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2018年10月29日

 帝人フロンティアは26日、日本初の着用する化粧品「ラフィナン」の新アイテム発売を記念してメディアセミナーを開催し、肌トラブルの現状や新アイテム開発の経緯などを説明した。

理想的なスキンケア方法について述べる宇井医師
理想的なスキンケア方法について述べる宇井医師

 最初に皮膚科医で美容皮膚科医でもある宇井千穂氏が「乾燥シーズンの肌トラブルと最近話題の『過剰保湿』、理想的なスキンケア方法」をテーマに講演した。

 乾燥肌になるとバリア機能が低下し、細菌の侵入やUVの透過、体内からの水分の蒸発といったトラブルが生じるが、一方で、肌を乾燥から守るために1日に何度も保湿剤を塗ると、肌をこすりすぎてしまったり、成分が肌を荒らしたりする「過剰保湿」になってしまうと宇井氏は指摘した。

 こうしたことを防ぐためには、

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帝人フロンティア 「あっちこっち あみたわしクロス」の販売開始

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2018年10月26日

 帝人フロンティアは、極細繊維を使用した掃除グッズ「あっちこっち」シリーズの新商品として、「あっちこっち あみたわしクロス」の販売を開始する。

 今月27日から東急ハンズ各店で先行販売を始め、11月5日からはあっちこっちシリーズの公式サイトと、テイジン公式オンラインショップ「くらし@サイエンス」 でも販売する。

 新商品は介護転職・派遣・家事代行サービスを展開するパソナライフケアとの共同開発商品。同社独自の「ミクロスター」を使用したワッフル調生地のクロス面と、KBセーレンの新機能ポリエステル「ベルカップル」糸を使用することで形が自在に変化する、型くずれしにくい特殊ブラシ面から成る。

 ブラシ面で頑固な汚れを落とし、クロス面で目に見えないミクロン単位の汚れを拭きあげるなど、一枚で状況に応じた使い分けができる便利な商品だ。

 クロス面とブラシ面の間に手を差し込め、ミトンのように親指が分かれた縫製仕様としているため、力を入れたり、掃除したい箇所を容易につかんだりでき、効果的に掃除することができる。

 また、2つ折りにして、ブラシ面とクロス面を重ね合わせるとずれにくくなり、拭き掃除をより簡単に行うことができる。今年度の販売目標は10万枚となっている。

 あっちこっちシリーズは極細繊維を使用することで、洗剤を使わずミクロン単位の汚れをキレイに拭き取ることが可能。ソフトなクロスを使用しているため、拭き上がり面を傷つけにくいという特徴がある。また、表面の汚れを水で落とせば繰り返し使用でき経済的だ。

 シリーズとして「ふきん」をはじめ「スポンジ」「手袋」「モップクロス」といった用途や、「抗菌」「制菌」といった機能を展開することで様々なラインアップを取り揃え、消費者から好評を得ている。

帝人フロンティア 環境配慮をテーマに19秋冬ユニフォーム内見会

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2018年10月24日

帝人フロンティア「2019秋冬ユニフォーム商品内見会」 帝人フロンティアは、東京支社(港区東新橋)を会場に、23日から26日まで「2019秋冬ユニフォーム商品内見会」を開催している。

 今回は「ENESAVE(エネセーブ)」をコンセプトに展示品を構成。エネセーブは、同社のユニフォーム用途に向けたコンセプトブランドで、これまでは環境・安全・快適の3要素を満たすユニフォームの位置付けだった。

 今回は、特に環境への配慮を「省エネ貢献型製品」「リサイクルの推進」「環境汚染物質排出低減」など6つに分類。安全・快適の各機能やエコに対する考え方を、素材のブランド別、または安全性・持続可能性に基づく繊維業界独自の認証システム「OEKO-TEX(エコテックス)」や「bluesign(ブルーサイン)」別にコンセプトを提示し、8つのカテゴリーに分ける取り組みを行っている、

「コーネックスネオ」の展示スペース
「コーネックスネオ」の展示スペース

 作業着や制服といったユニフォーム分野の展示では初めての試みとなり、今後は、ユニフォーム着用者のさらなる快適性や負担軽減を図るとともに、環境や安全意識の高まる企業に向けに提案を行っていく考えだ。

 会場には、サトウキビから作られるバイオ由来原料を30%使用した「プラントペット」、海洋マイクロプラスチック問題を考慮した「デルタTL」、エネルギー効率の向上に寄与する軽量・防風・保温素材「エルゴライト」、気候変動に対応する蚊を寄せ付けない防蚊加工を施した「スコーロン」などが展示されている。

 安全面では、メタ系アラミド繊維を使用した難燃素材「コーネックスネオ」がひ

「コーネックス」を使用したフリースの難燃性テスト
「コーネックス」を使用したフリースの難燃性テスト

ときわ目を引いた。従来品の「コーネックス」と異なり、分子結合を変えるなどして後染めが可能となったコーネックスネオは、生地作りが6カ月から2カ月に短縮され、ユーザーの注文に迅速に対応できるようになった。

 素材の性質から消防服や自衛隊向けに多く採用されてきたコーネックスだが、内見会場では、野外での焚火を想定したアウトドア向けジャケットや、炎天下・高温下での作業時に着用するファンジャケットを展示。新規用途での展開を図っている。

「コーネックス」再生材を使用したピンクの毛布(手前右)
「コーネックス」再生材を使用したピンクの毛布(手前右)

 また、これまでリサイクルが難しかったアラミド繊維のマテリアルリサイクルが

紹介されていた。縫製工場から出る消防服などの残布を回収し、細かく砕き、再度紡績し再利用するもの。見本として、帝人内では「エコアラミド」と呼ばれる、再生材を使用した難燃性ブランケットや軍手などが出展されていた。

帝人フロンティア サイクリング大会に共同開発のTシャツで協賛

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2018年10月22日

 帝人フロンティアはこのほど、瀬戸内しまなみ海道とその周辺地域で、28日に開催されるサイクリング大会「サイクリングしまなみ2018」に、ルコックスポルティフ(デサントジャパン)と共同でTシャツ提供の協賛を行うと発表した。

 サイクリングしまなみ2018は、日本で唯一の高速道路を通行規制して行うサイクリング大会で、世界有数のサイクリングコースを使用したファンライドイベントとして、国内外から7000人の参加が予定されている。

 今回、帝人フロンティアは、ルコックスポルティフと共同で、帝人フロンティアの機能性素材を使用したTシャツをイベント参加者全員に提供する。使用素材は、優れた吸汗・速乾性とUVカット機能(UPF15)があり、サイクリングなどスポーツ全般に適した快適素材。

 帝人フロンティアは同スポーツイベントを通じて、成長するサイクリング衣料市場での展開を図るとともに、新たなスポーツ用途の開拓を目指す。