三井化学 「がんアライ宣言・アワード」の金賞を受賞

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2018年10月10日

 三井化学はこのほど、第1回「がんアライ宣言・アワード」の金賞(ゴールド)を受賞し、2日に開催された表彰式で同賞を授与された。

 がんアライ宣言・アワードは、がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」(代表発起人:岩瀬大輔氏、功能聡子氏)が、がん罹(り)患者が治療をしながら生き生きと働ける職場や社会を目指して創設した新たな表彰制度。

 がんとともに働き続けられる環境づくりに取り組むことを宣言(がんアライ宣言)した上で、具体的な取り組み内容を添えて応募した企業の中から優れた取り組みを表彰する。

 今回の金賞受賞は、三井化学がグループ内で行うがん検診や、罹患社員への配慮が高く評価されたもの。

 同社は、がん検診を通常の健康診断の中に組み込んだり、集団検診として実施したりすることで、がんの早期発見に努め成果を上げており、また産業医、人事部と職場が連携し、罹患社員に対し過剰ではなく適度に配慮し、仕事を両立して活躍できる体制を築いている。

 三井化学は今後も、「社員の健康は会社の健康に直結する」との基本理念にそって、社員の健康づくりを経営課題と位置づけ、グループ社員の健康増進活動に積極的に取り組んでいく方針だ。

 なお、表彰制度を創設したプロジェクト名の「アライ部」には、がん罹患者の味方・協力者(ally:アライ)や、生きている・生き生きとした(alive:アライブ)などの意味が込められている。