アジア石化市況 米・寒波影響でタイト感が強まる

2021年3月23日

エチレンは1000ドル台、芳香族3製品も大幅上昇

 アジア地域の2月第4週の石化市況は、オレフィン、芳香族とも総じて急騰した。2月中旬に石油・石化プラントが集積する米国テキサス州に大寒波が襲来。停電が発生した影響で各プラントが停止を余儀なくされ、フォースマジュール(FM)を相次ぎ宣言。また港湾設備にも混乱が生じたため、出荷がストップする事態となった。その影響が世界的に広まり、ひっ迫感からアジア石化市況も騰勢を強めている状況だ。

 エチレンは、前週比170ドル高の1050ドル/tでの取引となった。ナフサとのスプレッドも、

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アジア石化市況 米国の寒波影響が波及し一段高

2021年3月16日

 芳香族3製品は大幅上昇、スチレンモノマー急伸

 アジア地域の2月第3週の石化市況では、エチレンは前週比55ドル高の880ドル/tでの取引となった。2月に入り需給の緩みから軟化傾向となっていたが、中国の春節休暇が明けてくる中、米国に襲来した寒波による生産トラブルの影響が波及したことで、3週ぶりの大幅上昇となっている。ナフサとのスプレッドも、

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アジア石化市況 エチレン先安観で2週連続下落

2021年3月9日

芳香族は上昇基調継続、スチレンモノマー強含み

 アジア地域の2月第2週の石化市況では、エチレンは前週比40ドル安の825ドル/tでの取引となった。2月に入ってからわずか2週の間に85ドルも下落している。韓国や日本で停止していたクラッカーが1、2月に稼働を再開し先安観が出ていたことに加え、中国では春節休暇を迎えたこともあり一気に需要が弱まった。

 ナフサとのスプレッドも

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アジア石化市況 エチレン3カ月ぶり900ドル割れ

2021年3月3日

芳香族は続騰、スチレンモノマー1000ドル台回復

 アジア地域の2月第1週の石化市況では、エチレンは前週比45ドル安の865ドル/tでの取引となった。900ドルを割り込んだのは11月上旬以来、約3カ月ぶりとなる。アジア地域で停止していた複数のクラッカーが1月に稼働を再開。供給量の増加により先安観が強まる中、旧正月を控えていたことで需要家が様子見となった。ナフサとのスプレッドも

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アジア石化市況 エチレン下値は10ドル高に反転

2021年2月24日

芳香族は原油高で上昇、スチレンモノマー強含み

 アジア地域の1月第4週の石化市況では、エチレンは下値10ドル高、上値70ドル安の910ドル/tでの取引となった。前週、大幅に下落していたが、旧正月を前に玉を確保する動きが一順したこともあり、大きな動きは見られなかったが下値は反転する結果となった。スプレッドについては、

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アジア石化市況 エチレンは上値も1000ドル割れ

2021年2月16日

クラッカー稼働再開で先安観、ベンゼンは再反発

 アジア地域の1月第3週の石化市況では、エチレンは下値80ドル安、上値115ドル安の900~980ドル/tでの取引となった。上値が1000ドルを下回ったのは11月第4週以来となる。前週までは、韓国のクラッカーが再稼働に入る中、別のクラッカーの定修再開が遅延したこともあり値動きが少なかったが、一気に買い気配が弱まった。スプレッドについては、

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アジア石化市況 エチレンは下値軟化も値幅が拡大

2021年2月4日

ベンゼンはやや調整局面、SMは2週連続で上昇

 アジア地域の1月第2週の石化市況では、エチレンは下値20ドル安、上値五ドル高の980~1095ドルでの取引となった。下値が反落したのは11月第1週以来となる。韓国で停止していたクラッカーが再開を予定しているものの、他地域のクラッカー再開が遅れる見通しとなったことで、強弱材料が入り乱れた。スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレンは下値1000ドル/tを回復

2021年1月28日

芳香族3製品は原油高で上昇、SMも持ち直しに

 アジア地域の1月第1週の石化市況では、エチレンは12月第4週比で下値10ドル高、上値60ドル高の1000~1090ドル/tでの取引となった。下値が1000ドル台を回復したのは2019年3月以来となる。昨年12月は、原油・ナフサ価格が上昇傾向となったことや、トラブル要因で需給がタイトとなったこともあり、エチレン市況は強含みで推移していた。こうした中、年明けには、サウジアラビアが独自の追加減産を表明。原油・ナフサ価格が切り上がる中、停止しているクラッカーの再稼働が遅れたこともあり、市場に先高観が強まっている。スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレン下値960ドルに上昇

2021年1月14日

芳香族は3製品とも上昇、SMも900ドルを回復

 アジア地域の12月第3週の石化市況では、エチレンは下値10ドル高、上値ステイの960~1000ドル/tでの取引となった。前週まで3週間ほど膠着状態が続いていたが、原油・ナフサ価格が上昇基調となり下値を押し上げた。スプレッドは、

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アジア石化市況 エチレン・プロピレンは前週並み

2021年1月7日

ベンゼンは3週ぶりに反落、SMは900ドル/t割れ

 アジア地域の12月第2週の石化市況では、エチレンは下値、上値ともステイの950~1000ドル/tでの取引となった。春先から停止していたナフサクラッカーが再開され需給バランスのタイト感が緩和されつつあり、先安観から需要家が様子見となった。スプレッドは、

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