三井化学はこのほど、日本経済新聞社による「日経アニュアルリポートアウォード2018」で、準グランプリを受賞したと発表した。2016年度の優秀賞、2017年度の特別賞に続く受賞となった。
受賞理由として、率直で要点が明確なCEOメッセージが、報告書全体のサマリーになっていること、経済・社会・環境の三軸経営による企業価値創造プロセスの開示も、独自のKPIによる見える化で説得力があること、ボードメンバー全員の笑顔の集合写真が好印象であることが挙げられている。
同アウォードは、日本企業が発行するアニュアルリポートのさらなる充実と普及を目的として、1998年から毎年開催されている。現役のファンドマネージャーやアナリストらが、多岐にわたる審査基準により審査を行い、特に優れたレポートを表彰する。21回目となる2018年度は、112社が参加し、その中からグランプリ1社、準グランプリ3社、特別賞2社、優秀賞15社が選出された。
三井化学のリポートでは、株主・投資家をはじめとするステークホルダーに、同社グループの事業活動を通じた社会課題解決に対する取り組みを、経済・環境・社会の3軸の面から指標を交えて紹介している。中長期的な価値創造への理解を深めてもらうとともに、「質の高い対話」のプラットホームとなる報告を目指している。
同社では、今後もより一層、株主・投資家の理解と信頼を得られるよう、積極的な情報開示と対話を重視し、IR活動の取り組みを強化していく。