モンスーン期も高水準、中国品が10万t以上流入
貿易統計によると、インドの6月の塩ビ樹脂(PVC)輸入量は、前年同月比52.2%増の19万2700tとなった。7ヵ月ぶりにプラスとなり、昨年の5月以降で最高値を記録している。その要因として、
2022年10月13日
2022年8月3日
モンスーン期前に需要が戻る、中国がシェア1位
貿易統計によると、インドの4月の塩ビ樹脂(PVC)輸入量は、前年同月比19.3%減の16万2500tとなり、5ヵ月連続でマイナスとなった。前年同期比(1―4月期)で見ても16.2%減となっている。仮にこのペースを維持すれば、2022年(暦年)の輸入量は163万t程度となり、昨年実績(約173万t)を約10万tも下回る見通しだ。ただ、11万t台の水準だった1~2月から、3月が15万t台、4月が16万t台と月を追うごとに数量が増えており、モンスーン期(6―9月期)を前に需要が戻ってきたことが伺える。
4月の輸入を国別でみると、
2022年6月20日
2022年4月8日
2022年2月25日
2021年12月17日
需要期を前に需要が回復、日本シェア一位に浮上
貿易統計によると、インドの9月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.6%減の14万2500tとなった。7、8月は8万t台にまで落ち込んでいたが、大きく数量を伸ばしている。その背景として、モンスーン期(6―9月期)明けの需要期を前に在庫が低下したことや、 “インドPVC輸入 9月は大幅増で14万t台に” の続きを読む
2021年11月8日
市況高騰で買い控えに、日本はシェア2位を回復
貿易統計によると、インドの7月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比15.3%減の8万9800tとなった。新型コロナ感染拡大によるロックダウンの影響で輸入量が落ち込んだ昨年6月(5万8600t)以来、13カ月ぶりに10万tを割り込んでいる。
その背景として、PVCの市況が急激に上昇したことで、需要家が買い控えの姿勢を強めたことが挙げられる。春先は、米国寒波の影響で世界的な玉不足となり、需要家が玉確保に動いたため、インドの輸入量も5月(18万1100t)にかけて急増。しかし、市況が大幅に上昇したことで製品価格への転嫁が難しくなり、需要が一気に減少したことで、7月の輸入量は9万tレベルにまで低下する結果となった。
7月の輸入を国別でみると、
2021年4月9日
ロックダウンの影響大、日本品はシェアトップに
貿易統計によると、インドの2020年の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年比24.4%減の161万7100tとなり、前年(213万9300t)を大きく割り込む結果となった。その要因として、年前半にコロナ禍によるロックダウンの影響を受けたことや、秋には欧米メーカーの生産トラブルで需給タイトになったことなどが挙げられる。ただ、外部環境が著しく悪化する中でも、輸入量は回復基調を見せており、インドのPVC需要は底堅さが伺われる。
昨年の輸入を国別で見ると、
2021年2月1日
世界的な需給タイトが影響、日本は4万t台維持
貿易統計によると、インドの10月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比26.5%減の14万2000tとなり、再びマイナスとなった。9月は大幅に輸入が増加していたが、10月は前月比で2万7000t減少している。
コロナ禍の影響が残るものの、不需要期であるモンスーンが明けたことでインドのPVC需要は強い。ただ、欧米メーカーに相次いでトラブルが発生。フォースマジュールを宣言したことで世界的に需給バランスがタイト化となり、市場に玉が出回らなくなった影響が出ている。加えて、コンテナ不足が深刻化したため、インド向けの船便が減少していることも大きな要因だ。
10月の輸入を国別で見ると、
2020年3月18日
需要が本格化、日本品は8月以降シェアトップ
貿易統計によると、インドの11月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比19.8%増の19万2000tと2カ月連続でプラスとなった。
3Q(7-9月期)は月15万t台と低水準で推移していたが、長引いていたモンスーン期がようやく明けたことで、10月からは19万t台と大きく輸入量が回復している。仮に12月もこのペースを維持すれば、2019年の輸入量は前年(195万7000t)を大きく上回る215万t超となる見通しだ。
11月の輸入を国別で見ると、1位の