ENEOSマテリアル エラストマーおよびラテックスを値上げ

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2022年4月28日

 ENEOSマテリアルは27日、エラストマーおよびラテックス製品について、6月1日納入分から値上げすると発表した。

 対象製品と改定幅は、国内は、ESBR、BR、NBR、RB、HSR、PN(粉末NBR)が「20円/kg以上」、SSBR、TR/SISが「25円/kg以上」、IIRが「30円/kg以上」、SB Latexが「30円/kg以上(ドライ換算)」、DNRが「40円以/kg上」、IRが「70円/kg以上」。

 海外では、BST ENEOS Elastmer(タイ)のSSBRが「160ドル/t以上」、ENEOS MOL Synthetic Rubber(ハンガリー)のSSBRが「130ユーロ/t以上」となっている。

 世界的に金属、油脂、天然ガスなどのコモデティ品の価格上昇が続いており、重合触媒、老化防止剤、乳化剤、変性剤などの原材料、および生産エネルギーコストの上昇が発生している。同社は、コスト増加を吸収しながら対応してきたが、自助努力の範囲を超えていることから、今後も安定的に製品供給を続けるために、値上げせざるを得ないと判断した。

三井化学 エラストマーと機能性コンパウンド5製品を値上げ

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2018年10月19日

 三井化学は18日、エラストマー製品「タフマー」「三井EPT」「ビューロン」と、機能性コンパウンド製品「アドマー」「ミラストマー」を11月1日納入分からいずれも10円/kg以上値上げすると発表した。

 これらの製品の主原料であるナフサ価格の高騰に加え、副資材やユーティリティコストも継続して上昇している。さらに物流コストの上昇も顕著となっており、この傾向はさらに続くものと見込まれている。

 こうした厳しい経済環境の下、同社はあらゆるコストダウンに注力してきたが、自助努力の範囲を超えるものであり、今回の価格改定を決定した。