出光ファインコンポジット 合成樹脂複合材料を再値上げ

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2021年8月2日

 出光ファインコンポジット(旧出光ライオンコンポジット)は30日、オレフィン系合成樹脂複合材料「カルプペレット」について、8月20日納入分から値上げすると発表した。改定幅は「10円/kg以上」。

 同社は、6月21日納入分から値上げを実施していたが、足元の原油価格は、OPECプラスによる協調減産の段階的な縮小が行われる一方、コロナワクチンの普及による経済活動の回復傾向や、輸送用燃料などの需要の増加を受け、高止まりとなっている。国産ナフサ価格についても、原油価格の高止まりと堅調な需要により、前回の価格改定時に想定していた水準を超えて推移している。

 同社は、今後も最大限の合理化努力を継続していくものの、こうした原料コストアップの吸収は自助努力だけでは困難と判断し、今回の再値上げを決定した。

出光ライオン オレフィン系合成樹脂複合材料を値上げ

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2021年6月7日

 出光ライオンコンポジットは4日、オレフィン系合成樹脂複合材料「カルプペレット」について、6月21日納入分から値上げする、と発表した。改定幅は「15円/kg以上」。

 原油価格の上昇やコロナワクチンの普及による経済活動の回復期待、円安の進行、安定したナフサ需要などを背景に、国産ナフサ価格は高止まりとなっている。同社の主原料であるポリプロピレンなどの合成樹脂価格やエネルギーコスト上昇に起因する加工費や物流費も上昇しており、今後もこうした状況が継続する見通しにある。同社は、今後も最大限の合理化努力を継続していくが、自助努力だけではこれらのコストアップの吸収は困難と判断し、今回の値上げを決定した。