日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、5月のカセイソーダの出荷合計は、前年同月比6%減の27万4000tだった。
輸出が同41%減の1万7000tと、前月の大幅増から一転して大幅減になったことに加え、内需も2%減の25万8000tとなったことで、出荷合計は2カ月ぶりにマイナスとなった。
内需を用途別に見ると、
2019年7月5日
2019年4月15日
2019年3月14日
2019年2月20日
2019年1月28日
2018年12月4日
2018年10月5日
2018年9月20日
AGCはこのほど、東南アジアでのクロール・アルカリ事業拡大の一環として、タイのグループ会社であるビニタイ社の生産能力増強の検討を開始し、現地環境当局に環境影響評価の申請手続きを開始したと発表した。
同申請で環境影響評価の前提となる増強後の年間生産能力は、カセイソーダが59万t(現在37万t)、塩化ビニルモノマーが(VCM)83万t(同40万t)、塩化ビニル樹脂(PVC)が86万t(同30万t)。今後能力増強の検討を継続し、環境影響評価の審査結果を踏まえて、最終的な判断を行う予定だ。
同社の東南アジアでのクロール・アルカリ事業は、インドネシア・タイ・ベトナムで展開している。タイでは、2017年にビニタイ社を買収し事業基盤を大きく拡大した。
また、近隣にあるグループ会社AGCケミカルズ・タイランド社とのシナジー効果を高めるため、電解から発生する塩素の配管を両社間に敷設して原料面での融通を計画するなど、一体運営に向けた各種取り組みを進めている。
同社グループは経営方針「AGC plus」の下、東南アジアのクロール・アルカリ事業拡大に注力している。今後もさらなる能力増強や競争力向上策を積極的に検討し、同地域の経済発展に貢献していく。
2018年9月6日