クラレ チャイナプラスに出展、高機能エラストマーなど

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2019年5月22日

 クラレグループの可楽麗国際貿易(上海)と可楽麗貿易(上海)は、中国・広州で開催中のアジア最大のプラスチック・ゴム工業展示会「チャイナプラス2019」に共同出展している。広州国際会議展覧センターで今月24日まで。

 主な出展製品は、ガスバリア性樹脂「エバール」、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」、アクリル系ブロック共重合体「クラリティ」、水添スチレン系熱可塑性エラストマー「セプトン」「ハイブラー」など。

 独自開発した素材や製品を展示し、採用実績の多い電気・電子部品や自動車関連部品などへの用途拡大を目指し、訴求を図っている。

 

クラレ 北京で開催のチャイナグラス2019に出展、

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2019年5月17日

 クラレグループの可楽麗国際貿易(上海)は、22~25日に中国国際展覧センター・新館(China International Exhibition Center・New Venue)で開催される、第30回中国国際ガラス工業技術展示会(通称:チャイナグラス2019)に出展する。出展製品は合わせガラス用中間膜「トロシフォル」。

 クラレは「トロシフォル」のブランドで、PVB中間膜・アイオノマー中間膜をグローバルに製造・販売している。「トロシフォル」は優れた透明性、ガラスとの接着性、耐貫通性を備えた合わせガラス用のフィルムで、安心・安全、遮音、紫外線防止などが要求される建築や自動車、太陽電池業界などで幅広く採用されている。装飾用途でも、カラー中間膜、デジタルプリント中間膜、その他革新的な製品をインテリア向けに提供している。

クラレ 東京・大阪両本社、本社と大阪事業所に名称変更

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2019年5月17日

 クラレは16日、東京本社の名称を「本社」に、大阪本社を「大阪事業所」に変更すると発表し、同日から実施した。

 同社はこれまで、東京・大阪の両本社制を採用していたが、現在の両拠点が担う機能や役割に合わせ、名称変更を行った。

 なお、両拠点の欧文表記は、本社=Head Office、大阪事業所=Osaka Office。住所や電話番号に変更はない。

クラレの1-3月期 減収減益で通期を全項目で下方修正

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2019年5月16日

 クラレが15日に発表した、2019年1-3月期の連結業績によると、売上高は前年同期比5%減の1416億円、営業利益35%減の146億円、経常利益42%減の128億円、純利益60%減の61億円となった。

 部門別で見ると、ビニルアセテートセグメントは売上高4%減の662億円、営業利益31%減の108億円。

 ポバール樹脂は汎用用途の販売量が減少した。光学用ポバールフィルムは、一部生産ラインの操業低下の影響を受け、前年同期並みの出荷となった。また、PVBフィルムは、景気減速の影響を受け、自動車、建築用途ともに販売量が減少。一方、水溶性ポバールフィルムは引き続き販売が拡大した。

 EVOH樹脂「エバール」は、昨年米国工場で発生した事故の影響が長引き、食品包材用途の販売量が減少した。また、自動車生産台数の減少に伴い、自動車ガソリンタンク用途も低調に推移した。

 イソプレンセグメントは、売上高7%減の136億円、営業利益13%減の37億円。イソプレン関連では、昨年まで上昇基調にあった原燃料価格が下落に転じ、熱可塑性エラストマー「セプトン」で中国を中心に需要が縮小し、販売量が減少した。ファインケミカルは堅調に推移した。

 耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、原燃料価格の下落が追い風となったが、電気・電子デバイスの需要低迷により、コネクタ用途の出荷が減少した。

 機能材料セグメントは、売上高3%減の305億円、営業利益26%減の11億円。メタクリルの販売量は減少したが、高付加価値化が進んだことに加え、原燃料価格の下落も寄与し、堅調に推移した。

 メディカルは、歯科材料の審美修復関連製品を中心に堅調に推移した。カルゴン・カーボン社では、堅調な需要が継続したが、米国工場で発生したユーティリティ設備の不調による操業低下が響いた。炭素材料は高付加価値製品の販売が拡大した。

 繊維セグメントは、売上高1%減の165億円、営業利益20%増の11億円。

 トレーディングセグメントの売上高は3%減の314億円、営業利益22%減の9億円となった。

 なお、通期連結業績予想は、2月の期初予想から全項目で下方修正した。売上高は期初予想比220億円減の6080億円、営業利益は同95億円減の695億円、経常利益は同100億円減の650億円、純利益は同70億円減の400億円としている。

クラレ 化粧品産業技術展に出展、化粧品基材を紹介

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2019年5月8日

 クラレは15日からパシフィコ横浜で開催される「第9回化粧品産業技術展(CITE Japan 2019)」に出展し、「イソプレングリコール(表示名称:イソペンチルジオール)」を紹介する。

 「イソプレングリコール」は、同社独自の化粧品基剤。保湿性・抗菌性に優れるとともに、臭いが非常に少なく、さまざまな原料の溶解性に優れることから、スキンケア・ヘアケア製品をはじめとする、化粧品・トイレタリー分野で広く使用されている。

 肌へのなじみやすさや毛髪のキューティクルを補修する作用が、スキンケア・ヘアケア製品の使用感の向上に寄与する。医薬部外品原料規格に適合し、安全性の高い製品としても評価されている。

 具体的には、肌の角層の水分量を上昇させ、相性の良いグリセリンと組み合わせることで、べたつき感を抑えながら高い保湿性能を発揮する。他の保湿基剤に比べて肌なじみがよく、なめらかな感触が持続する。ソルビトールと組み合わせて使用することで、優れた毛髪補修性能を示す。他の成分の抗菌効果を高められるため、ペンチレングリコールなどの使用量を減らすことができる。他の抗菌成分との併用により、防腐剤フリー処方の製剤にも貢献する。

 採用実績としては、スキンケアやボディケア用途では化粧水、乳液、クリーム、美容液、フェイスマスク、ボディソープなど。ヘアケアではシャンプー、コンディショナー、トリートメント、ヘアワックス、メークアップ関連では口紅、ファンデーション、アイシャドー。入浴剤、ウェットシートなどの採用がある。

 

クラレ 新小学1年生の「将来就きたい職業」調査を実施

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2019年4月11日

 クラレはこのほど、今春、小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査した。

 その結果、子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子は「スポーツ選手」、女の子は「ケーキ屋・パン屋」だった。男の子の「スポーツ選手」では、サッカー選手が圧倒的な人気で、2位の「警察官」も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢い。昆虫や恐竜など、今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」が過去最高の5位に入った。

 女の子の2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では、76.7%がアイドルと回答した。「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせ、スイーツへの関心は高まるばかり。12位「スポーツ選手」の内訳では、体操・新体操がスケートやサッカーを抜いて1位になった。

 調査は、同社の人工皮革「クラリーノ」製ランドセルの購入者を対象に実施。昨年5月から今年1月のインターネット回答分から、有効回答を抽出した。有効回答は子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人だった。子どもの調査は1999年から今年まで通算21回目、親の調査は1992年から今年まで通算28回目となる。

クラレ 次世代ガラス中間膜、従来品に比べ加工性向上

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2019年4月10日

 クラレはこのほど、次世代型の合わせガラス用アイオノマー樹脂製中間膜「セントリグラスXtra」の販売を開始したと発表した。 従来の「セントリグラス」の性能を維持しつつ、加工性を向上させた。

 「セントリグラス」は一般的な合わせガラス用中間膜に比べ、100倍の硬度と5倍の強度を誇り、優れた透明度を併せ持つ。世界各地の高層ビルなどをはじめ、著名な建築物、構造物への採用が進んでいる。

 一方で、従来の「セントリグラス」は、ガラスを加工する顧客から加工性の向上を求められていた。新製品はガラスへの接着に際し、接着前に塗る下地処理剤であるプライマーを必要としないため、従来品より積層ガラスの多層加工が容易となる。

 また、加工過程における不適切なタイミングでの冷却による、大気中に乾いた微粒子が浮遊することで発生する、霧に覆われたような空気の濁りや視界不良であるヘイズ(空気の濁りや視界不良)発生を低減。ガラスと中間膜の接着加工で、オートクレーブ内に入れるガラスの枚数を増やすことができる。

 さらに、従来品同様、透明性や破片などの飛び散りにくさ、オープンエッジ性能、耐剥離性を持つほか、より大きなガラスサイズ、困難な設計要件による再試験の必要性の低減などを実現した。

 シートタイプは2月に発売しており、ロールタイプを今年後半に発売する予定だ。