デンカ シンガポールでの事業開始40周年、重要な戦略拠点に

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2020年11月19日

 次世代事業と人財に投資、イノベーションを創出

 デンカは今年、シンガポールでの事業開始から40周年を迎える。

 同社は、マンガン乾電池や高圧ケーブル被覆材向けに使われるアセチレンブラック(AB)の生産強化のため、日本の化学メーカーの先駆けの1社として1980年にシンガポールに進出。その後、ABに加え、半導体封止材向けに世界的シェアをもつ溶融シリカから様々な用途に拡大するスチレン系樹脂、そして塩ビ合成繊維「トヨカロン」まで最先端の技術を誇る事業を次々に展開し、現在4拠点で7製品を生産している。

 さらに、2009年にアジア・パシフィック地域の事業を統括する持株会社、2013年には周辺国でのインフラ投資拡大に対応するために特殊混和材の東南アジア事業統括拠点を設立し、2016年には熱帯感染症対策に貢献するライフサイエンスの研究拠点を設立した。

 これらの事業展開を経てシンガポールの事業拠点は、

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