ユニチカは24日、スパンレース不織布各種について、6月1日出荷分から値上げすることを決定したと発表した。対象製品は、コットンスパンレース不織布「コットエース」、コットン&合成繊維スパンレース不織布「エスコット」、リヨセル繊維スパンレース不織布「ルベナ」で、改定幅はいずれも「40円/kg」。
スパンレース不織布の原料価格は高止まりの傾向が続く。さらに、昨今の電力を中心とした電燃費、物流経費なども大幅に上昇し、今後も一段と厳しい状況が予想されている。同社は、様々な合理化策を推進し企業努力による価格維持に努めてきたものの、限界を超えていることから、顧客への安定供給を維持するため、値上げせざるを得ないと判断した。