ハネウェル 次世代冷媒がセブン-イレブンの冷蔵ケースに採用

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2018年10月22日

 日本ハネウェルはこのほど、次世代冷媒「ソルスティスN40(R-448A)」が、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)が国内で展開するコンビニエンスストア店舗の冷蔵ショーケースシステムに採用されたと発表した。

 国内の食品流通業では、環境関連規制の厳格化に備えた設備の見直しが課題となっている。SEJは、これまで使用していたGWP(地球温暖化係数)が3900以上と高いR-404A冷媒用機器に代わり、「R-404A」に比べGWPが65%低いソルスティスN40(R-448A)を用いる新規コンデンシングユニットを、今月以降に開店する全国の新店舗や改装店舗に本格導入を開始する。

 次世代冷媒導入にあたっては、SEJ、新規コンデンシングユニットを販売する日立アプライアンス、製造元の日立ジョンソンコントロールズ空調とハネウェルが協働し、1年以上にわたり模擬店舗と実店舗で複数の実証試験を行った。

 年間を通じた稼働データにより、新規コンデンシングユニットは、既存のR-404A冷媒を用いたシステムに比べ、20%の省エネ化を達成できたことが実証された。

 SEJの大橋尚司取締役執行役員建築設備本部長は「環境配慮性に優れた冷媒を採用することで、全体の温室効果ガス排出と運用コストを削減した店舗運営が可能になることは、大きな利点であると判断した」と述べている。